BAROQUE(バンド)
「日本のバロック」「バロックの日本」の話の続き。
そのまんま「BAROQUE」なのが、この日本人ヴィジュアル系バンド「BAROQUE」。
そう、いわゆるヴィジュアル系ロックバンドというのは、ある意味日本独特な文化であり、また、歌舞伎の伝統を継ぐものと言って良い。非常に面白い存在です。
もちろん洋楽にもヴィジュアル系のバンドはありますが、やはり、日本人男性の中性的な存在感は独特なものがあります。
そして、実に興味深いのは、ヴィジュアル系と言われるバンドの多くが「うまい」こと。ベースをやっていて様々なバンドのコピーをしている娘も、ヴィジュアル系はすごい!と常々言っております。
もう一方のヴィジュアル系であるアイドルとは違う。そこはなんなのかなあと思います。ある種のギャップによる効果を狙っているのか、あるいは相反する要素を両立することを狙っているのか。
ヴィジュアル系だとうまいのか、うまいとヴィジュアル系になるのか、はたまた天は二物を与え給うたのか。
このBAROQUE、そうした相反する二面性をしっかり持ちつつ、そのバンドの歴史もどこかバロック的(大げさな芝居のよう)であり面白い。
今年の夏に発売された2曲のシングルも、なかなかよろしいと思います。とは言え、彼らは「傾奇者」「婆娑羅者」ファッションではありませんね。イケメン系かな。
BAROQUEと言えば、この曲、私は好きです。女性ベーシストのTOKIEさんが参加しているのがなんとも面白い。一番男っぽい?…いや、失礼。DREAMSCAPEです。
そうそう、かつてはCembaloというバンドもありましたな。これはあんまりバロック的ではバンドでしたが。
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