角石『若き百姓よ/休耕田に立つ百姓』…40年目の奇跡!
さあて、昨日も濃かったけれど、今日はもっと濃いっすよ。ですので、これから三日に分けて書きます。
簡単に言うと、午後に音楽関係のイベントが三つあったんです。そのどれもが自分の人生を象徴するようなイベントでした。
まずはじめは、40年近く前、たまたま買ったシングルレコード。当時一部で評判になった、百姓ロック・バンド「角石(かどいし)」。
そのリーダーの阿部養助さんに初めてお会いし、レコードにサインをもらいました!
ずいぶん前にも一度書いたのですが、実は養助さん、ウチの家内の生まれ育ったところの人でして、義父の同級生だったのです。
これは本当にビックリしました。土方巽の件もめちゃくちゃびっくりしたけれど、これまたあまりにピンポイントすぎます。
家内の故郷は正直秋田の中でもかなりの山間地で、都会育ちの私など、初めて(嫁にもらいに)行った時、日本にこんな所があったのか、本当にこんな峠を三つも越えなければならない所に人が住んでるのか(失礼)と思ったほどの過疎地域。実は土方巽と細江英公が「鎌鼬」の舞台に選んだ日本最奥の地(と思った所)は、まだ「都会」で、そこからまた一つ峠を越えてようやく家内のふるさとに着くのです。
私もまさか「角石」の故郷の人と結婚するとは思っていませんでしたから、本当にびっくりです。なにしろ3軒隣なんですから!
10年ほど前に一度電話でお話をしました。そして、大量に楽譜を送ってくださりまして、いつか共演しよう!という話にはなっていたんです。しかし、今や町議会議員も務めておられる養助さんは大変お忙しく、なかなかお会いする機会がありませんでした。
それが今回、東京で首都圏羽後町会が開かれるということで、それに参加する家内にくっついて顔を出したところ、養助さんがいらしたわけです。それで、さっそく突撃して、サインをしてもらいました。
なんでも、御本人も見本盤しか持っていないということで、本当にびっくりしておられました。ほぼ40年の歳月をかけて、私の夢が実現したとも言えます。まったく不思議ですねえ。そして楽しいですねえ。
というわけで、また今度は秋田でお目にかかり、おいしいお酒を飲みながら音楽談義に花を咲かせたいと思います。そう、今や養助さんは津軽三味線の名手として活躍されているんです。
おっとYouTubeにあるではないですか!ぜひお聴きください。テレビ番組もある!こうして幻の名曲を共有できる時代になったんですね。
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