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2018.11.17

田中英道 『日本らしさの基礎を築いた聖徳太子(その3)』

 小路彰が聖徳太子を敬愛する理由は、その「融合性」にあります。ここで語られている神道と仏教の融合も、たしかに非常に高い次元での融合を実現しています。
 ただここでは、集団と個という対比をしていますが、私からすると仏教も無我や空、縁起ということからすると非常に集団的な宗教というか思想だと思いますがね。
 まあたしかに、自己を見つめるところから、最終的に自己から離れるという意味では、個人宗教とも言えるかもしれません。
 田中先生も少し言っているとおり、日本が外来のもの、たとえば仏教をスムーズに取り入れたのは、もともと仏教的な思想というか生き方が普通にあったからだと思います。
 それが裏を返せば、外来勢力に制服されなかった理由。つまり、最新技術や最新哲学を持って「おらおら!」とやってきた人たちが、日本人を見て、「あらら、こっちの方が進んでた」と思ったから、自ら帰化したりして日本人になり、日本語をしゃべっていたわけでしょう。普通逆ですよ。
 奈良や京の都の人口の7割が帰化人(渡来人)だった、特に政治、文化の中心は…という説があります。もしそうだとしたら、絶対に日本語は駆逐されたはずですよ。世界史を見るかぎり。

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