田中英道 『日本らしさの基礎を築いた聖徳太子(その4)』
漢詩に恋愛ネタがない、和歌は恋愛ばっかり…というのは確かにそう(笑)。
ふむ、仏教が恋愛の感性を磨いたと。それはあるかもしれませんね。無常観。たしかに恋愛は、ワタクシの言うところの「モノのあはれ」(不随意へのため息)の代表ですな。思い通りにならない。
神社(神棚)が「場」や自然、お寺(仏壇)が「人間(個人)」を祀るというのも面白い。それが両方ある、今の私たちの信仰の形は、たしかに聖徳太子が作ったと言えます。
やはり、神道(という言葉さえありませんでしたが)が仏教を包み込んでいるのが、日本の特徴でありましょう。私は仏教は最強の思想だと思っていますし、お釈迦様は宇宙人だと思っていますが(笑)、それを意識せずとも、すでに日本は自然の中にあって無我、空、縁起を体現していたのでしょう。その姿勢こそが「あはれ」=「諦念」であったのです。
Amazon 聖徳太子 本当は何がすごいのか
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 『シン・ウルトラマン』 庵野秀明 脚本・樋口真嗣 監督作品(2022.05.19)
- みうらじゅん×山田五郎 『仏像トーク』(2022.05.18)
- マカロニえんぴつ 『星が泳ぐ』(2022.05.17)
- THE BOOM 『島唄』(2022.05.16)
- 笑点神回…木久蔵さん司会回(2022.05.15)
「文学・言語」カテゴリの記事
- みうらじゅん×山田五郎 『仏像トーク』(2022.05.18)
- マカロニえんぴつ 『星が泳ぐ』(2022.05.17)
- THE BOOM 『島唄』(2022.05.16)
- 『教祖・出口王仁三郎』 城山三郎(その10・完)(2022.05.12)
- 『教祖・出口王仁三郎』 城山三郎(その9)(2022.05.11)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- この世界を支配する“もつれ”(2022.05.23)
- 『ウルトラ音楽術』 冬木透・青山通 (集英社インターナショナル新書)(2022.05.22)
- みうらじゅん×山田五郎 『仏像トーク』(2022.05.18)
- マカロニえんぴつ 『星が泳ぐ』(2022.05.17)
- THE BOOM 『島唄』(2022.05.16)
コメント