【討論】明治維新とは何だったのか? (チャンネル桜)
文化の日。つまり明治天長節。今年は明治維新(戊辰戦争)150年ですから、特別な文化の日であると思います。そして、平成最後の文化の日でもあります。
そんな日にふさわしい素晴らしい討論を聴くことができました。いやあ、本当に面白かった。いろいろな角度、立場から、いろいろな解釈ができる「明治維新」。たった150年前の出来事なのに、まだまだ分からないことばかり。
私は今年を、明治維新以来の「150年戦争」終結の年であるととらえています。それは歴史学的な意味ではなく、あくまでも霊的な意味ですが。
また、何度か書いてきたように、そして冒頭で小堀先生も触れていますが、今年は後醍醐天皇即位から700年、すなわち、天皇家が実質的に南北に分かれてしまう、「統合の象徴」であるべき天皇、皇室が「分裂」してしまってから700年なんです。
ほとんど誰も同調してくれませんが、宇宙人である(笑)ワタクシは、来年に迫った「譲位」をそのような視点から見ております。
それはまた、この討論でも何度か出てきている、「国譲り」の作法に基づくものであるとも思っています。
それから…これはタブーですけれども、明治天皇すり替え説と出口王仁三郎の関係、その父とも言われる有栖川宮熾仁親王の存在…そこまで行ってしまうと、ほとんど誰もついて来れませんね(苦笑)。
まあ、歴史的な事実はいかなりとも、たとえばここ富士北麓地方でも報国蒼龍隊など、錦の御旗を掲げた部隊がありましたが、彼らを突き動かしたエネルギーというのは、実は非常にローカルな「物語」から発したものでした。
この討論の一つの論点でもありますが、薩長と会津でも、それぞれの「物語」が全く違っていて噛み合うはずもなく、それが武力衝突にもなるし、今に至る微妙な分断にもつながっている。
こんなに小さな国でも、こういう矛盾を抱えながらやってきた。縄文と弥生まで遡るかもしれない、いや、もっと古いのかもしれない。そこを「和」してきたのが日本だったはずです。そして、その「和」の象徴が天皇であったと思います。
結果として、明治維新によって、その「天皇」の本質が変わってしまった。そここそが、この討論の基底となっている「保守」の精神をお持ちの方々にはなかなか論難できない、大きな大きな問題であると思います。
それを本来のあり方に戻す第一歩が、今年始まっているということでしょう。天皇自らの手によって。
そう考えると、「150年戦争」とは、天皇自らの戦いそのものであったのかもしれませんね。
| 固定リンク
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- AIで創る「新しいバロック音楽」(2025.05.14)
- 『Baby, I Love You』by Suno AI v4.5(2025.05.07)
- 『Tokyo Jazz』by Suno AI v4.5(2025.05.04)
- 格安Bluetoothイヤホン(2025.04.26)
- iPhone 16e(2025.04.21)
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 『大鹿村騒動記』 阪本順治 監督作品(2025.05.17)
- 『砂の小舟』 丹波哲郎 監督作品(2025.05.08)
- 追悼 大宮エリーさん(2025.04.28)
- 『新幹線大爆破』 樋口真嗣 監督作品(2025.04.23)
- 『アルプススタンドのはしの方』 城定秀夫 監督作品(2025.04.01)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 『皆神山オカルト学序説 -ピラミッド説・皇居移転計画・カゴメ紋解析-』 長尾 晃(2025.05.02)
- 家康公遺言(岡崎城)(2025.04.18)
- 小林一三『清く、正しく、美しく』(風々齋文庫)(2025.04.11)
- 新幹線発祥の地「鴨宮」(2025.04.05)
- 鯖江の眼鏡(2025.03.27)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 光明寺さん(小山市)で思う(2025.05.23)
- 榮山寺のカオスとコスモス(2025.05.22)
- 吉野〜南朝の幻影(2025.05.21)
- 『超国宝』展 (奈良国立博物館)(2025.05.20)
- 私的「大鹿村騒動記」(2025.05.18)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 乙姫さま降臨(2025.05.26)
- 豊橋〜名古屋〜大阪難波 特急の旅(2025.05.25)
- 岡崎市円山の神明宮と古墳群(2025.05.24)
- 光明寺さん(小山市)で思う(2025.05.23)
- 榮山寺のカオスとコスモス(2025.05.22)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- 乙姫さま降臨(2025.05.26)
- 岡崎市円山の神明宮と古墳群(2025.05.24)
- 光明寺さん(小山市)で思う(2025.05.23)
- 榮山寺のカオスとコスモス(2025.05.22)
- 吉野〜南朝の幻影(2025.05.21)

コメント