パイプオルガン・インプロヴィゼーション
一昨日は自らインプロヴィゼーション(即興演奏)をしました。とはいえ、ヴァイオリンはその構造上、基本単旋律なので、即興と言っても単純なものしかできません。
で、実はワタクシ、鍵盤楽器は弾けないのに、なぜか鍵盤楽器の即興演奏は得意なのであります。
人様の前で堂々と(図々しく)演奏したこともたびたび。ピアノもいいけれども、個人的にはクラヴィコードでの即興が一番得意です(自分にしか聞こえないから?)。
一生の間に一度やってみたいのは、パイプオルガンでのインプロです。そう、あのキース・ジャレットの『Hymns/Spheres』を聴いたからでしょうかね。夢です。
昨日は、バッハのフーガを紹介しましたが、バッハなんかもしょっちゅうフーガなどを即興演奏していました。そんなの当たり前。その延長として楽譜に残された作品群があるわけですね。実際、もう二度と再現されない名フーガがあったかもしれません。
さて、現代にもフーガの即興演奏に長けた天才はたくさんいます。私がYouTubeで聴いた中で、特に好きなのは、このDavid Briggsの演奏(作曲)です。バロックと近代、現代が見事に調和している。
オルガンはサン=シュルピス教会のもの。ここはオルガン即興演奏のメッカです。
ここのオルガニスト、即興演奏の名手でもあるダニエル・ロートさんが何か隣で言ってるのが、とってもリアル(笑)。
いやあ、素晴らしいフーガですよね。こんなの即興演奏できたら気持ちいいでしょう。時々、夢では見るんです。どこかの教会の巨大なオルガンでフーガを即興演奏している自分。ドキドキしながらも、最後まで神がかりで演奏し終わるという。本当に気持ちいいんです。目がさめると全くその音楽は再現できません。残念。再現できたら天才作曲家と呼ばれていたかもしれません(笑)。
さて、もうひとつ同じサン=シュルピス教会の巨大オルガンによる即興演奏。これはファンタジーという感じですね。美しい。こういうのもいいなあ。美しい。
このSophie Veronique Cauchefer Choplinという女性も即興の天才のようです。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- グレン・グールドの『バッハ フーガの技法』(2023.12.06)
- バッハ『フーガの技法』を見る(2023.12.04)
- 福岡のパワーの源は…(2023.12.01)
- 濱田あや 『デュフリのガヴォットとシャコンヌ』(2023.11.30)
- NHK「音楽の広場」タモリとスポーツテーマ曲(2023.11.25)
コメント