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2018.10.19

楽譜リーダー 『MobileSheets』

20181021_81210 たまた音楽、特に「楽譜」のお話。
 私は「暗譜」が全くできません。ひどい。全くです。これは「暗譜」というより「暗記」と言った方がいいかもしれない。だから学校の勉強にも大変苦労しました。どうしても覚えられない。
 高城剛さんとも話したんですが、「我々が昨日のことも忘れてしまうのは、過去にこだわらないで未来を見ているからだ」とも言えますね(都合のよい言い訳?)。
 楽譜が覚えられないというのは、記憶の能力が低いというのもあるし、だからこそまず覚えようとしないというのもあります。さらにそう開き直っているために練習(訓練)をしないというのもあります。勉強でも同じです(苦笑)。
 その分、楽譜を読むのは得意。さらに即興もまあまあ得意。思いついたことをしゃべるのもまあ得意。原稿を暗記して話すのは無理。
 自分で楽しんでいる限りは、テキトーに即興で読んで、あるいはテキトーに即興で表現していいわけですが、グループで何かをやるとなると、そうもいかない。
 私はいくつかのバロック(ロックではない)のバンドに所属しているので、さすがにあまりにいい加減な演奏が許されない場面がけっこうあります。
 そんな時はもちろん楽譜を見ながら弾くわけですが、楽譜に対する思い入れ度が低いのか、楽譜をなくしたり、忘れたり、あるいは書き込みをさぼったり、あるいは本番当日まで製本しなかったり(笑)、演奏以前の部分でいい加減なのです。
 そこで考えたのが、楽譜の電子化です。
 最近、ロックやフュージョンをやっているう上の娘が、楽譜の管理をiPadでやってるのを見て、おおこれはいいなと思ったのです。
 iPadでは有名かつ大人気の無料楽譜リーダーアプリ、Piascoreがありますよね。あれはたしかにいい。
 ところが私はiPadは持っていません。老眼が進んでいるし、もしiPadを楽譜代わりにするとすると、iPad Proを買わなければならない。そんなお金はありません。
 そうそう、お金がないといえば、電子インク仕様の理想の楽譜リーダーGVIDOは売れてるのでしょうか。18万円はさすがに高い。8万円だったら考えますけど。あと10年もすれば5万円くらいになるかな。
Th_img_2871 で、私が持っているタブレットは、ヤフオクで落とした東芝 dynaPad N72。画面の大きさは実質B5サイズ。まあ老眼でもなんとかいける大きさです。
 アプリは有料になりますが、 MobileSheetsです。これはPiascoreに勝る機能を持っており、なかなか快適に使えています。
 まだ本番では使ったことがありませんが、クラブの指導の際には、いろいろなパートを行き来するので、とても便利です。手書きの楽譜もよく使いますので、それはスキャンアプリでパシャッと撮影して修正して取り込みます。
 書き込みもスムーズにできますので、たしかに紙の楽譜と同じ感覚で使えます。
 問題はやはりめくり。自動スクロールでめくりなしというのもできるのですが、クラシックですと、リピートやダ・カーポが多いので、単純にはいきません。そのあたり、まだ使い方がよくわかっていないので、これから研究します。
 あと、やっぱりバッテリー問題ですね。いちおうモバイルバッテリーを用意しておかないと、精神衛生上よくありません。演奏に集中できません。
 それから、電子ブックリーダーと同じように、いわゆるパラパラめくりができないのがちょっと…。さっと曲を探せないし、数ページまとめてめくるとという動作はできません。あれあれ?とかやっている間に、皆さんに迷惑をかけること必至。
 逆に紙より圧倒的にいいのは、薄暗い場所でもよく見えるということです。よくあるんですよ。夜の本番になって初めて、その暗さに気づき、なにしろ暗譜とかしていないので、いきなり音符が見えなくなって焦るっていうケースが(苦笑)。そういう心配はないですね。
 もちろん無線で譜めくりを可能にする、Bluetoothフットスイッチもあります。持っていませんが。
 もうロックやジャズの世界では、プロが本番でタブレットを使うのは当たり前になっています。はたして、クラシックの世界ではどうなのでしょうか。

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