格安 掛け時計(アイリスプラザ)
さて、今日は軽いネタでいきましょう。いや、案外重いかも?
最近、「時間」について考えてばかりいます。先日、紹介した吉本ばななさんの「違うこと」をしないことでも、私の時間論が紹介されていました。
ようは、「時間は過去から未来へではなく、未来から過去へ流れている」という考え方です。これは別に目新しい考え方ではありません。逆にとっても古い考え方です。
結論から言ってしまうと、本当は時間は流れていません。全てが「今ここ」に同時に存在しています。ただ、私たち生き物はそれを流れているように捉えるよう進化しているだけです。
その捉え方に大きく分けて、「過去から未来へ」と「未来から過去へ」の二つがあるということです。
で、本来人間は後者であったはずなのに、近代になって前者のような考え方が主流になってしまったのです。
そのあたりのからくりを説明するのに、この時計は使います。というか、普段はフツーに壁掛け時計として重宝してますよ。大きいし、デザインもいいし、静かだし。そう、秒針がカクッカクッと動くタイプではなく、スムーズに連続的に動くタイプなので、音もほとんど無音で良い。
この前、あるイベントで話した時の写真がこれです。こうして持ち上げて説明するにも、大きさ、軽さの点で最適です。
何をどのように説明しているかというと、そのスムーズに「時計回り」に動く秒針を一番上、12時の位置に止まるように、時計を「反時計回り」に回すのです。そうすると、針が止まって文字盤が回るタイプの和時計を再現できる。そう、文字盤(すなわち「時」)が反時計回りに、つまり、未来から過去へ動くのを確認してもらえるんですね。
自分が止まっていて、「時間が流れている」という、言葉どおりのことが体験できるわけです。「自動説」ならぬ「時動説」。地動説の普及とともに、自分が歩んでいくイメージの「自動説」も蔓延していきました。
というわけで、本当なら「針が止まっていて文字盤が回る」タイプの壁掛け時計があったら欲しいんですけど、一針式だと細かい時間がわからないし、二針、三針式だと複雑すぎるし、難しいか。
いずれにせよ、このアイリスの壁掛け時計、安い割に良い製品だと思います。なにしろこのクオリティーで1280円(税・送料込み)ですからねえ。おススメします。
あっそうそう、電波時計はダメです。我が家では時計はわざと5分ほど進めて使いますので。
Amazon アイリスプラザ デザイン 掛け時計 ブラウン 30cm
| 固定リンク
「住まい・インテリア」カテゴリの記事
- スカイタワー41(2024.07.24)
- まなびの杜(富士河口湖町)(2024.07.21)
- ランタン調石油ストーブ (トヨトミ)(2024.02.25)
- 太陽光に近いLED(2023.12.28)
- 仲小路彰 『廿世紀芸術における諸問題ー建築・絵画ー』(2023.12.22)
「もの」カテゴリの記事
- クリエイターとその愉快な仲間たち 大平貴之(2024.06.24)
- ヴィオロンチェロ・ピッコロ(2024.06.13)
- スズキ歴史館(2024.06.12)
- キヤE195系(ロングレール運搬用)(2024.06.10)
- 「こだま」は最速?(2024.05.30)
コメント