椎名林檎と宮本浩次 『獣ゆく細道』
静岡エコパアリーナで行われた、椎名林檎デビュー20周年「椎名林檎 (生)林檎博'18 -不惑の余裕-」に遊びに行ってきました。
いつもながらの総合的エンターテインメント。26曲を2時間弱で一気に歌い上げるという演出は、まさに演劇的(見世物的)世界。日常的なモードになってしまいがちなMCを極力排する意味はそこにあります。
生林檎自身はもちろん、舞台装置、衣装、そして斎藤ネコオケ含む演奏者たちも、どこか異世界的であり続け、私たちをどこかに連れて行ってしまう。
ふと現実に戻るかというと、それがなかなか戻れないし、それどころか、現実の方もいつのまにか天然色に彩られてしまう。そういうマジック、トリック、フェイクの天才ということでしょうね。
さて、今日はサプライズでトータス松本さんが登場したのですが、もう一人、林檎に伍する男が登場しました。「生」ではなかったけれども、大画面に映された彼の顔はほとんど「獣」。とっても非現実的でした。
その男はエレカシの宮本浩次。いやあ、この組み合わせ、なるほど想像していなかったけれども、たしかに合うわ。伍するわ。
お二人とも、年を重ねてさらに「余裕」。余裕で現実を塗り替えます。かっこいいですね。私もそうありたい!
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