椎名林檎 『労働者』
学校もようやく労務という観念が導入され、先生方の「根性論」も解消されつつあります。
しかし、やはり教員という仕事は単純な「労働者」ではなく「奉仕者」という一面が強くあり、そういう意味では、無償の「奉仕」こそがやりがいであるというのも変わらぬ事実です。
さてさて、労働者と言えば、私はこの曲を思い出すのであります。というか、この曲が好きで好きでしかたないのであります(笑)。
曲、詞、アレンジ、どれも素晴らしい。2009年に発表された「三文ゴシップ」の収録曲はどれも大好きなんですけれども、この曲は初めて聴いた時から今まで、一度も飽きたことがないほど好みです。
詞も天才的。曲も天才的ですが、そこに加えて、この詞にこの曲っていう組み合わせが考えられません。
アレンジはレキシ、すなわち池田貴史さん。特にベースラインは実に気持ち良い。ベース大好き人間としては、一度は弾いてみたい曲でした。
「でした」と書いたのは、もうたぶん弾かないからです。2009年から9年間、私は弾こう弾こうと思いつつ、結局一度も練習してこなかった。そして、そうしてサボっているウチに、なんと自分の娘がベーシストになり、そして、この曲を紹介したら、やっぱりすっかりハマってしまい、とうとう最近学生バンドで演奏してしまったのであります。
なんか不思議なもので、娘が弾いちゃって自分はもういいやって気持ちになっちゃったんですよね(笑)。悔しくなるのか思っていたら、どうもそうではない。もうおまかせという感じ。ある意味娘に引導を渡されたというか。
というわけで、いかにも学生バンドらしいクオリティーではありますが、皆さんよく頑張っているので紹介します。いやあ、いい曲ですなあ。
最後にもう一度本家に戻って…このアレンジ最高っすね。本当にファンキー。なぜか泣けちゃう。樹海においでよ!ww
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