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2018.09.02

祝!アジア大会柔道男女混合団体優勝

Th_img_2474 京オリンピックへ向けて新しく生まれた柔道男女混合団体。準々決勝の韓国戦ですったもんだがありましたが、日本チームは準決勝で中国、決勝でカザフスタンを下し見事優勝しました。
 我が富士学苑中学・高等学校卒業の舟久保遥香選手(写真左)も、準決勝、決勝で一本勝ちをおさめ、チームの優勝に貢献しました。教え子が国際大会で活躍する姿をテレビで見られるというのは実に感慨深いことです。
 ちなみに個人戦では、同じく本校の卒業生渡辺聖未選手がフィリピン代表として出場して銀メダルを獲得しました。
 さて、こうした男女混合種目がいくつかの競技で新たに設定されています。この前、スポーツに関係する元大臣さんとも話したのですが、実はスポーツというのは正しい意味での男女平等が実現している世界です。つまり、混合と言っても、男と女が戦うことはないわけですね。
 それ以前に、混合ではない種目では、男子〜とか女子〜とか、しっかり峻別されています。すなわち、同じステージで同じルールで同じことをして男女が競い合うのが男女平等ではなく、しっかりその性差を意識して、それぞれを尊重するのが、本当の男女平等だということです。
 その点、その元大臣にも深く関係しているプロレスの世界は面白い。ミックスト・マッチというのが今は普通に行われる。ここでは、男と女が戦うんです。そして女が男に勝ったりもする。もちろんそれはそういうシナリオの上に成立する世界であって、純粋なスポーツではなく、スポーツの形をとったある種の演劇空間だからできることです。
 まあ、それはいいとして、こうして男女混合競技が増えていくことは、その性差を逆に明確に意識する意味において非常に有効なことです。性差を認めつつ協働していくという、これからの社会のあり方を象徴しいているわけですね。
 もちろん、こうした部分だけでなく、スポーツというのは理想社会のアイコンという機能を持っているんですね。スポーツに従事する人々はそういう意識も持っていただきたいと思っています。
 だいぶ話がそれましたが、とにかくお家芸の柔道の新種目において、良い成績を挙げられたのは良かった。個人戦と団体戦でこのようなメンバー選考ができるのが、日本の柔道界の層の厚さを証明していますね。ぜひ東京五輪では完全制覇を狙ってもらいたいものです。
 韓国チームの件は、良き反省材料としていただきましょう。
 

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