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2018.09.28

武久源造さんのシャコンヌ(バッハ)

 日の話につながります。
 武久源造さん編曲の、バッハのシャコンヌがとってもいい。まずは、私の大好きな(実は得意な)クラヴィコードでの演奏をどうぞ。

 言うまでもなく、原曲は無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ。楽器の制約上、演奏できる音はかなり限られます。しかし、だからこそ、そこに「空」が生まれるわけですね。
 特にシャコンヌのような変奏曲の場合、たとえば循環するバスは記憶の中で鳴り続けます。ですから、楽譜上になくとも(つまり実際に発音されなくとも)、そこには存在しているわけです。
 無でもなく有でもない「空(くう)」。そういうことです。
 それを武久さんは見事にダウンロードしてきた。さらに次の動画の解説にあるとおり、その曲の背後の「空」に存在したであろう物語もダウンロードして演奏している。実に面白いですよね。
 フォルテピアノでの素晴らしい演奏です。

 このシャコンヌ、バッハ自身はもちろん、本当に多くの鍵盤奏者が編曲(ダウンロード)して演奏しています。それらはまさに千差万別(レオンハルトやコーネンの編曲も良かった)。「空」ですから「無限」なのです。
 そこがまた「禅」的ですよね。エンプティーだからフルなんです。
 いつかも書いたような気がしますが、「マインドフルネス」が流行っていますけれども、その究極は「マインドエンプティネス」なんですよ。空っぽの器になった時、最も満たされるのです。
 そんなことを、バッハは教えてくれるのでした。特にこのシャコンヌ、本当にすごい曲です。超えようがありません。

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