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2018.09.25

新潮45休刊!?

Th_post_24888n 然の休刊宣言に驚きました。
 最近の社会の傾向ですが、なにかあると、辞任とか休業とか休刊とか、そういう責任の取り方が多いですよね。
 それでいいのかなあとも思います。
 結果として、小川榮太郎さんや新潮45を批判、攻撃した人たちが正しかったという結論になってしまいました。
 そんなに短時間で正答が出るような単純な話ではないと思うのですが。以前よくあったように、別の雑誌と全面戦争的に識者が言論で戦う、それを読者ら一般市民が観戦しつつ、議論自体も深まり社会の認識も深まるという、そういう道が、こうして簡単に閉ざされしてしまうことに危惧をおぼえます。
 それはすなわち、市民の感情、特に好悪の感情や、薄っぺらい正義感、そして安っぽい嫉妬心などが集合体となって…つまりそれこそ暴力だと思うのですか…倫理観や制度が醸成されていってしまう。
 昭和の言論の内容が正しかったかどうか知りませんが、ただそのプロセスやそこから生まれる文化、あるいは変な言い方ですが愛や友情というものには、シンパシーをいだきます。
 ところで、私が知っている新潮45は、けっこう怪しい雑誌ですよ。エログロというか、未解決事件とか猟奇事件、あるいは赤裸々な性の世界などを扱い、なんというか、カストリっぽいところがあって、それはそれで面白かったし、誰も文句言いませんでしたよね。
 私も何度か書いていると記憶していますが、人権、平等を声高に表現するばかりに、結果として逆差別、不平等を生むことは往々にしてあります。
 最近よく言われる「不寛容な社会」も、ある意味自己に対する寛容を権利として主張しすぎたばかりに、結果それを認めない、あるいは意識していない人への不寛容を生んだのではないかと思います。
 SNSなどが発達して、(ワタクシも含めて)不勉強かつ感情的な庶民が自由に無責任にその思いを発信したり、誰かの思いに乗っかったりできるようになりました。その弊害を見るにつけ、人類はここでも修行をさせられているのだなと感じます。
 ある種の自由を得ると、そこには新たな苦悩(不自由)が待っているのでありました。しかし、それはあくまで修行です。長い目で見れば悪いことではないとも思うのであります。

Amazon 新潮45 2018年10月号

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