スカイタワー41 (山形県上山市)
今日から、このたびの東北(特に秋田)マジカル・ミステリー・ツアーで心に残った「モノ」を少しずつ紹介していきましょう。モノの性質上、書けないコトも多いので、なんとなく分かりにくい記事が続くことになりますがお許しくださいませ。
さてさて、15日の往路にして最も興味をそそられたのは、山形県上山市の「スカイタワー41」です。ウワサの高層マンションを初めてこの目で見ました。たしかにすごい!
何がすごいって、写真のとおり、山形の田舎、のどかな田んぼの中に突如現れた(生えたのか、降ってきて刺さったのか?)タワーの、その存在感がすごいのであります。
41階と言えば、東北地方でも最も高いビルということになります。それがこの田舎に突然現れたのだから、それはたしかに衝撃的であります。
よくあるリゾート地、スキー場周辺の、バブルの墓標かと思いきや、いやいや、建ったのはバブル崩壊後。そして、今ではちゃんと完売して、ほとんど全ての部屋に人が住んでいる!
いやあ、これはですね、もしかすると全国的にこういう風景が増えてもおかしくないのかもしれないなと思いましたよ。
田舎にいながら、田舎特有のさまざまなしがらみを避けて、ある種都会的な生活をしたいという若い人たちも多いことでしょう。
考えてみると、私もそういう田舎都会人の一人であり、だからこそ富士山という超高層建造物?の中層階に住んでいるのでした。
なんでも当初は販売価格が高すぎて売れなかったとのこと。今では3LDKで一千万円以下がほとんどということですので、それならたしかに一般人が買えますね。+維持管理費で採算が合うのであれば、こういうマンションがいろいろな地方にあってもおかしくないことになります。
私たちが、こういう風景を不自然に感じるのは、ある意味では妙な常識にとらわれているからですよね。逆に高層マンションは田園の中にあることが常識になれば、自然な風景になるのでしょう。
では、なぜこの上山で常識を破るようなことができたのか。それについてはいろいろ地元の政治家が関わっていたようなので、ちょっと踏み込めないグレーゾーンなのですが、まあ結果として我々の常識を破った成功例となったという意味で、やはりすごいランドマークですよね。
これ、全国展開したら絶対流行りますよ。時代がスカイタワー41に追いついてきているのかもしれません。
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