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2018.07.03

ルクレールのガヴォット

 曲の多いルクレール。特にヴァイオリン弾きとしては、なにしろメロディーが魅力的で、そして適度に(シロウトには過度に)難しいという、実においしい作曲家であります。
 アンサンブルをするにしても、ヴァイオリン2本だけの曲から、壮大なスケールのトリオ・ソナタ、さらには名人芸的なヴァイオリン協奏曲まで、とても一生では弾ききれないほどです。
 そんな中、私が高校生の時から大好きな曲がこの曲。ヴァイオリンまたはフルートのためのソナタ、作品1の1からガヴォットです。
 なんともチャーミングなテーマに、それぞれ個性的な変奏部の対比も面白いロンド形式です。もとはハ長調ですが、けっこう遠い調にまで旅をします。その旅から帰ってきた時の安心感というか、アットホーム感がたまらないのです。
 まずは、バルトルド・クイケンのフラウト・トラヴェルソの名演奏をお聴きいただきましょう。ヴィーラントのガンバも素晴らしい。

 これがですねえ、ヴァイオリンのですねえ、「これだ!」という演奏がなかなかないんですよねえ。自分で弾くのが一番いい(笑)。ガヴォットって案外テンポが難しいんですよね。踊れることを基準とするかどうかでも変わってきます。この時代ですからね、そろそろダンスから離れた純粋な器楽曲になりつつあるわけでして。
 比較的最近の録音で、バターフィールドのバロック・ヴァイオリンによる演奏を聴いてみましょうか。

 バルトの演奏と比べるのは酷ですが、ちょっと雑な感じがしますね。フランスバロックの優雅さがもう少しほしいかも(なんちゃって)。
 私が昔聴いたのは、かのジャン・ジャック・カントロフによる演奏でした。あれは優雅で良かったなあ。クラヴサンはラクロワだったかなあ。
 というわけで、久しぶりに私も挽いてみます。楽器は…なんとエレキ・ヴァイオリンです(笑)。そうそう、最近30年前に買ったエレキ・ヴァイオリンを復活させたんです。原形をとどめないくらい改造しちゃいましたが。それはまた近日紹介します。

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