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2018.07.20

富士北麓でうなぎを食す

Th_img_2129 泊三日の修行の旅から帰ってきました。
 ということで、三日間のことを簡単に記録しておきます。
 まずは1日目。移動日です。向かうは6月にも訪れました美濃国伊深の古刹、妙法山正眼寺です。昨年に続き、夏期講座に参加いたします。
 今日は土用の丑の日ということで、出発すぐに市内のうなぎ専門店にて、同行する職場の若手二人とともに、おいしいうな丼を食しました。
 考えてみると、こうしてうなぎ専門店でうなぎを食べるのは数十年ぶり。ほか弁とかコンビニのなんちゃってうなぎや、スーパーのうなぎはけっこう食べてきましたが、このような本格的なうなぎは久々。
 いやあ、それにしても高くなっていてびっくり。特に国産は品薄で高価だと聞いていましたが、ここまでとは(笑)。
 地元で有名なうなぎ専門店に昼時立ち寄ったのですが、あんまり人がいませんでした。
 ところで、山梨は海なし県ですが、寿司屋が異常に多かったり、マグロの消費量が全国上位だったり、まあ海がないせいで、海への憧れが強いというのがあるんですね。
 今ではこちらから沼津へ寿司やうなぎを食べに行く人が多いのですが、なんと昔は向こうからわざわざこちらに来るようなこともあったのだとか(笑)。たしかにそういうことって、ほかの文化でもありますよね。本家より日本のそれの方が優れているというもの。ラーメンとか(笑)。
 で、うなぎも甲斐の国のものは上等だったという記録が残っています。江戸や駿河からわざわざ食べに来ることもあったとか。
 それは主に甲府の話なんですが、沼津から鮮魚やうなぎを運ぶ際、当然その一部は当地方にも落とされたでしょうから、それなりの食文化が育っていたと思います。
 それも、甲府までは鮮度が持たないだろうという、実は一番おいしいタイミングの素材が落とされた可能性がある。
 で、この地方の人はたしかに魚に関しては、とっても舌が肥えています。私の生まれた焼津なんか、世界に誇る漁港の町だったのに、たしかに寿司屋は少なく、また刺し身の文化もあんまり色濃くなかった。
 ありふれていると愛着がわかないし、新鮮すぎると工夫もしないんでしょうね。面白いですね。

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