5弦エレキ・ヴァイオリン作りました‥その1
というか、単に4弦を5弦に改造しただけですが。
面白いもので、最近ある若手ヴァイオリニストと出会ってから、再びエレキ熱が湧いてきました。彼がエレキ・ヴァイ オリンの新たな可能性に挑戦しているを見て、すっかり刺激を受けてしまいました。
私は彼が生まれた頃からエレキをやっていたので、なぜか尊敬されています。こんな近くにこんな変な人がいたのか!と(笑)。
まあ実際バンドで弾く機会も増えているので、エレキを新しく買おうかなと思ったと思ったのですが‥考えてみるとウチには使ってない(壊れた)エレキが2本あるではないですか。その他使わないジャンク楽器がゴロゴロ転がっているので、それは組み合わせて一挺作っちゃおうかと。
まずは、基本となる本体はですね、四半世紀前に買ったKranzのエレキ・ヴァイオリン。これっておそらく日本で初めてのエレキ・ヴァイオリンでしょう。
当時はバーカスベリーしか選択肢がなかった。青いやつ。ELOのミック・カミンスキーとか、ジャン・リュック・ポンティが弾いてたやつですね。だけど高くて手に入らなかった。
それを、今はなき木曽鈴木さんが製作して、比較的安価で売り出した。私はごく初期に御茶ノ水の下倉楽器で買いました。ほんとに初期型だと思います。
なにしろ国産は当時Kranzしかなかった。それがなかなかいい出来でして‥とはいえ、本体の作りはさすが専門メーカーという感じですが、電気部品に関してはシロウト工作レベル‥のちに、かのSUGIZOさんも愛用するようになりました。
で、その後の展開については、こちらの記事をご覧ください。変な安物楽器買っちゃったんですよね。それを最近まで使っていた。しかし、なんとも重いのと、やっぱり本体の作りがいい加減なんでしょうね、だんだん音程も取りづらくなってきた。どこか歪み始めているようです。
そこで、ここはやはり原点回帰!ということで、久しぶりにKranz完全復活です!
な〜んて、実際使ったのは本体の枠組みだけ。ピックアップも取り外してしまいました。そして、様々なガラクタの部品を集めて無理やり1台に仕上げたのが、こちら。
10年前の記事では「Kranzも白(だいぶ黄色く変色しちゃってますが)だったし、もしかするとペイントするかもしれないんで(まあ、しないでしょうけど)」と書いていますが、今回はペイントしました。
というわけで、なんとなく記事が長くなりそうなので、これは連載ということにしましょう。はたしてどうやって4弦を5弦にしたのか。衝撃の事実が公開されます(笑)。
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