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2018.07.13

『妻よ!松本サリン事件 犯人と呼ばれて…家族を守り抜いた15年』

Th__20180714_153806 原ら7名の死刑が執行され、中学校や高校の私の授業では、その話でもちきりになっています。リアルタイムで、しかもかなり近いところで彼らを見てきた者として、正しく伝えなければならないことがたくさんあります
 今の中高生は、オウム事件を単なる興味の対象として受容しています。YouTubeには彼らの「悪の所業」の数々が閲覧可能になっています。
 一方で、いわばマスコミの見方とは違った評価をされるべき部分があるのも確かであり、また、そのマスコミが自身の「悪の所業」を暴露する結果になったという事実もあります。
 昨日、今日と教室では、こちらで紹介したNNNドキュメント『妻に語りかけた14年 松本サリン事件が終わった日』を見せました。
 いろいろな意味でかなりのショックを受けたことと思います。単なる興味本位からではなく、人間の善悪両面を見ることになったと思います。
 言うまでもなく、冤罪被害者の河野義行さんは「善」。そのまぶしいばかりの「善」の光に照らされて、オウムの、そして警察の、マスコミの、そして私たち市民の「悪」が影として立ち現れる。おそろしいことです。
 その秀逸なドキュメントは今ネットでは見られなくなっています。残念ですね(著作権は何を守り、何を奪っているのでしょうか)。
 そのかわり、その1年後に、そのドキュメントをもとに日本テレビが制作した別番組(再現ドキュメント)が視聴可能になっていますので、それを紹介します。ぜひご覧ください。

 蛇足ではありますが、前田敦子さんですね。

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