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2018.06.22

追悼 ベイダー選手

 ッグバン・ベイダー選手がお亡くなりになったとのこと。昨年は久々に来日し、試合もしたのに。たしかにその時、リング上で倒れたりして、ちょっと心配でしたが。
 ベイダー選手といえば、猪木さんや三沢さんとの死闘も印象に残っています。しかし、なんと言っても衝撃的な記憶になっているのが、不沈艦スタン・ハンセン選手との肉弾戦でしょう。
 こういう人間離れした、そしてテクニックを超えた肉体のぶつかり合いは、日本の相撲にも通じ、世界的な神事とも思えるものでしたね。
 ベイダーがまだレオン・ホワイトと名乗っていた頃の動画がありました。この頃はまだハンセンの貫禄勝ち。

 そして、1990年東京ドームでの伝説の戦い。最強外人対決、そして新日本対全日本の代理戦争。本当に興奮した記憶があります。あらためて観ますと、本当に本当に肉弾戦ですね。
 両者リングアウトという結末にも、ある意味納得させられてしまいます。勝敗を超えた戦いです。お互いのタフさを信頼しあっての全力ファイトでしょう。

 この日本での対決がアメリカに逆輸入されたのが、翌年WCWで行われた「WRESTLE WAR 1991」での対決。これまたすごいですねえ。まさにスーパーヘビー級どうしの肉弾戦。こちらは両者反則という裁定でした。それもまた不完全燃焼どころか、妙な説得力さえありますね。

 のち、全日本で二人はタッグを組みました。そりゃあ強すぎますよ。1998年の世界最強タッグ優勝戦。最後は負けてしまいますが、逆に二人の強さを印象付けられた試合でした。本当にプロレスは勝敗だけではないんですね。

 あらためてベイダー選手のご冥福をお祈りします。本当に感動を、そして御神事をありがとうございました。感謝いたします。

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