大阪で震度6弱
全く想定外でした。今日は昨日の群馬の地震について、そして房総半島沖のスロースリップについて書こうかなと思っていた矢先に、まさかの大阪の内陸で大地震。
本当に地震予知というのは難しいと改めて実感いたしました。考えてみると、東北にせよ、熊本にせよ、全く想定外でしたね。結局、ロバート・ゲラーさんの言う通り、「地震予知は不可能」なのでしょう。
ただ、これだけは言えます。今朝の地震後にツイートしましたが、「この地震が前震である可能性がある」と。
言うまでもなく、東北3.11M9の二日前3.9には、三陸沖M7.3が起きていました。また、熊本4.16M7.3の二日前4.14には、同地方でM6.5が発生していました。
これは予知でも予測でもなく、経験則として「大規模な地震が発生した場合、数日以内にさらに大きな地震が起きる可能性がある」ということが言えるということです。
東北と熊本の時に、私は警鐘の意を込めて次のような記事を書きました。ぜひお読みください。
さすがにここ数年の2件の実例は無視できなかったのか、地震研も国もはっきりその可能性を言うようになりました。それだけでも大変な進歩です。これだけ多数の犠牲を払って、ようやくそうなったとも言えますが…。
特に、今回の大阪の地震は内陸であり、複雑に活断層が入り組んだところですから、熊本のように、周辺の断層に影響を与えたと考えるべきです。全く影響がないということはありえません。
今回の震源は、狭い視点からすると想定外でありますが、広い目で見ますと、いわゆる新潟神戸のひずみベルト上にあります。先日書いた白川郷「帰雲城」の悲劇を生んでしまった天正大地震もそうですね。
また、東北の時がそうであったように、内陸の大規模地震のあとに海溝型の巨大地震が起きる流れもあります。当然南海トラフ巨大地震の発生は日に日に近くなっているのは事実なので、そちらも要注意ということになります。
いずれにせよ、日本中どこでも、日々の準備と警戒を怠ってはいけないということです。
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