中村八大作品 『黄昏のビギン』
今日は静岡の実家の近くの居酒屋で呑みました。とっても渋いお店で、なんとも昭和な雰囲気が残る中、おいしいお料理とおいしいお酒と、マスターの「軽口」を堪能いたしました。
地方の中小都市っていいお店がありますね。大都市や極小都市だと存続が難しいんですよね。
さて、そんな素晴らしいムードの中で、ふと頭をよぎった曲がこの曲。
そういえば最近、ウチのカミさんがどっかで歌うとかで練習してたんだっけ。
「黄昏のビギン」は水原弘のヒット曲「黒い落葉」のB面でした。永六輔、中村八大の黄金コンビ作品。実際は歌詞も中村が作って、名前だけ借りたのだとか。
いかにも中村八大らしい曲ですよね。素晴らしいメロディーと、少し変則的なコード進行。そこにラテンというかカリブのダンスミュージック「ビギン」のリズムが乗って、素晴らしい異国情緒を醸し出しています。水原さん、歌うまいっすね。
この曲、なんと言っても、ちあきなおみさんのカバーが有名ですよね。服部隆之さんの編曲。ビギン色は消えていますが、これはこれで美しい。そしてちあきなおみの歌が抜群にうまい。完全に自分の歌にしています。
もう一人、こういうのを歌わせるとうまいのが長谷川きよしさん。これもまた違った良さがありますね。こうしていろいろなアレンジで新しい魅力が生まれるのも名曲の条件であります。
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