ミルヴァ&ピアソラ 『オブリビオン』
今日は都留市のうぐいすホールにてKISAS弦楽四重奏団とクラリネットの式部由姫さんの演奏会の司会を担当させていただきました。
一昨年のコンサートで初めて司会を務めさせていただき、ありがたいことにそれが好評だったとのことで、今回またお声をかけていただきました。
私自身、黒川さんのファンですし、まあ人前でしゃべること、そしてジャンルを超えて音楽が大好きですから、一聴衆の視点(聴点)にて、自然体でやらせていただきました。すなわち、自分も楽しかった。いい演奏会でしたよ。
今回のプログラムの中で、特に印象に残ったのが、一昨年と同様にピアソラの「オブリビオン」でした。
特に今回はですね、舞台上でも語らせていただきましたが、演奏を聴いていて、ミルバの歌唱を思い出したんです。それほどに歌心あふれる演奏だったわけですね。
ミルバとピアソラは一緒に来日しているんですね。たしかにミルバは日本でも人気のあった歌手です。イタリア人のオペラ歌手ですが、シャンソン歌手として認識されていたんじゃないでしょうか。
このオブリビオンも、もともとはイタリア映画の音楽として作曲されたものですが、のちにフランス語の歌詞を乗せることによって、シャンソンに生まれ変わったとも言えます。
もともとピアソラの持っている独特のアンニュイな感じがシャンソン的世界にぴったり合ったということでしょう。
ちなみにヴァイオリンと「オブリビオン」ということで、巨匠クレーメルの熱演(?)をお聴きいただきましょうか。これは歌になっていないですよね。どうも彼は勘違いが多いようです(失礼)。
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