追悼 馬場元子さん
つい先日ブルーノ・サンマルチノさんの追悼記事を書いたばかり。今度は元子さんが馬場さんのもとに旅立ちました。
本当に向こうは賑やかになっていることでしょうね。
サンマルチノさんの記事にちょこっと書きましたが、馬場さんの最後のキャデラックは、やっぱり曙さんに譲られていました。その時の写真がこれです。元子さんが鍵を渡していますね。
今、全日本は比較的良い状況にあると思います。一時期のことを思えば、よくぞここまで持ち直したなと。
馬場さんの死去から現在に至るまでの、その全日本プロレスの浮き沈みに、元子さんが大きく関わっていたことは否定できません。
馬場さんが亡くなったあとの、三沢さん主導による大量離脱、ノア設立の原因は元子さんであったことは有名です。
ずいぶん前になりますが、和田京平さんの人生は3つ数えてちょうどいいを読んだ時は、正直ちょっと複雑な気持ちになりました。人の悪口を言わない京平さんが、元子さんだけには手厳しいことを書いていたからです。
しかし今になって考えてみると、元子さんは、偉大なる馬場さんが築き上げた全日本を、本当に命がけで守ろうとしていたのだとわかります。それが改革派との衝突を生んだ。
こういうことはプロレス界にかぎらず、いろいろな世界でよくあることです。
そして、それは、馬場さんが元子さんを心から愛し、信頼していたことの裏返しであると。もちろん、馬場さんを最も愛してたのは元子さんであった…。
まあ、昔のいろいろなごたごたは、今となっては半分笑い話にもなることでしょう。あちらには三沢さんもいます。きっと、馬場さんの大きな大きな愛が、全てを許していることでしょう。
元子さん、本当にお疲れ様でした。また馬場さんを身近なところで支えてあげて下さい。ご冥福をお祈りします。
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