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2018.03.31

スペクトラム秘蔵映像

 京でラモーの練習。ラモーもなかなか前衛的です。面白いけれど難しい。ラモーについては近く紹介します。
 さて、行き帰りの車の中ではまたまたスペクトラムを満喫いたしました。
 いやはや、聴けば聴くほど面白い。カッコイイとカッコワルイのバランスが絶妙ですね(笑)。ある意味ラモーにも似ている。
 そんなスペクトラムの両面を感じることができる映像がありましたので紹介します。もう説明は必要なし。なんとも不思議な映像と音楽をお楽しみ下さい。

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2018.03.30

『戦後 春陽文庫 資料集成 β版』 小野純一編 (盛林堂ミステリアス文庫)

Th_7e764766260b6e030e5fddd206f15f32 はあまり詳しくないのですが、知り合いの古書マニアの方から紹介いただきました。
 春陽文庫、私が初めて文庫サイズの本を読んだあの日。ちょっと大人になったような気がしました…ということは鮮明に覚えているのですが、しかし、それが小学校何年生の時だったのか、その本がなんだったのかは定かではありません。
 曖昧な記憶をあえて無理やりクリアに画像処理したところ、どうも江戸川乱歩の「パノラマ島奇談(綺譚)」だったような気がしてきました。まあ、気がする程度ですが。
 そうしますと、たぶん昭和39年版の春陽文庫ですね。友人の誰かに借りた記憶があります。その内容はもちろん、文庫の小ささ、装丁の渋さなどが、きっと少年ワタクシをアヤシイ気持ちにさせたのでしょう。
 さて、そんな春陽文庫、私もその後何気なく何冊か読んでいると思いますけれども、とにかくその全貌が分からないことで、ある意味有名な文庫です。
 その全貌に迫ろうとして断念した人は多数いたでしょう。そんな中、「とりあえず」リストを作っておこうと立ち上がってくれた方がいました。
 小野さんは、昨年の夏頃から神田の古本市場に出回り始めた戦後の貴重な春陽文庫を買いあさり、なかばご自分のためにこのリストを作られたようです。
 それでも、全貌にはほど遠いということでβ版と名付けられているのでしょう。というか、もしかすると永遠にβ版だったりして(笑)。それほどに、この春陽文庫の沼は深いらしい(私は全然はまっていないので分かりませんが)。
Th__20180327_172009 ちなみに、私の職場のすぐ近くにある昭和24年以来続いている本屋さんの屋根横には、堂々と「春陽文庫」の文字が踊っています。
 まあ春陽文庫自体、まだしっかり存続していますから、この看板というか宣伝もちゃんと生きていいるということですよね。
 ちなみに、春陽堂書店と言えばですね、私が今研究しつつある仲小路彰が、東大卒業後編集者として勤めた会社でもあります。仲小路は、そこでヘーゲルやマルクスの弁証法についての本の編集にあたっています。
 考えてみれば、仲小路彰の書き残したモノは、春陽文庫の全貌を森とすればですね、まるで富士山全体とでも言うような量と質と未知・未発見加減です。
 全貌を、なんて言わないで、こちらも「とりあえず」のβ版を作らねばなりませんね。

盛林堂公式


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2018.03.29

是非初心不可忘

Th_51nry78lul 日は下の娘の人生にとって、とても大きな節目の日でした。
 人間国宝の能楽師野村四郎先生に入門したのです。
 ここに至る過程もいちいち不思議なことばかりでした。すなわち運命であったのでしょう。
 まさか自分の娘がそちらの道に進むとは夢にも思いませんでしたし、人間国宝の弟子になるなどとは夢にだに思いませんでした。
 これから大変厳しい道を歩んでいかねばなりません。私も一緒に勉強させていただきます。
 今日も野村先生は本当に深い話をいろいろしてくださりました。一つ一つのお話がそれぞれ胸に響きましたが、そのお話のベースにあったのは、先生の「勉強熱心」さです。
 芸の道を極めていながら、謙虚、素直、勉強熱心。本当にすごいと感じました。

 是非初心不可忘

 先生が娘のために書いてくれた言葉です。言うまでもなく世阿弥の言葉ですね。
 私たちは「初心忘るべからず」と覚えていますが、実は「是非初心不可忘 時々初心不可忘 老後初心不可忘」という三つの「初心忘るべからず」があるのです。
 そのうちの、「是非初心不可忘」は特に重要だといいます。「是非」とは「ぜひとも」の意味ではなく、「良いことと悪いこと」「正しいことと間違ったこと」という本来の意味です。
 すなわち、何が正しいのか、何が間違っているのか、まだ答えが出ていない時の姿勢、すなわち初心を忘れてはいけないということです。
 私もそうですが、「先生」と言われるようになると、何か答えを知っているかのごとく勘違いをしたり、他の意見を取り入れられなくなったりしがちです。そうした「分かったふり」を戒める言葉とも言えましょう。
 なるほど野村先生は、今もまさにそうして精進しておられる。分からないことは、気づいたこと、疑問に思ったことは、徹底的に調べる。その専門家のところに行って教えてもらう。真理に対して謙虚であり、素直であられる。
 なるほどこれが超一流かと気づかせていただきました。本当にありがとうございました。どうぞ、これからもよろしくお願い申し上げます。私も素直に勉強させていただきます。

Amazon 狂言の家に生まれた能役者


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2018.03.28

ブラッド・メルドー 『アフター・バッハ』

Brad Mehldau - After Bach
Th_51nrwxrnrjl_ss500 れはいい!
 バッハ好き、ジャズ好き、どちらも納得でしょう。
 と言いますか、私なんかどちらも好きだけれども、どっちもずっと聴いていると飽きてしまうというワガママな人間なので、こういうのが理想です。
 自分でも、もし鍵盤楽器が弾けたら、まずバッハを弾いて、そこからインスパイアされてインプロヴィゼーションになだれ込むというのをやりたいと、ホントにずっと思ってました。
 それが過去と現在と未来をつなぐ一つの方法だと思っていましたし。というか、過去と未来を同時に現在に出現させる方法とでも言いましょうか。
 メルドーのピアノは、パット・メセニーとの共演で初めて聴きました。その時も、ある意味とてもクラシカル、知的な感じがしたんですね。
 そして、ピアノ・ソロのあの東京でのライヴ録音を聴いて、ああ、この人ぜったいバッハうまいぞと思っていたんです。けっこうポリフォニックなインプロやってたんで。
 そうしたら昨年バッハを録音したというウワサが伝わってきて、楽しみにしていたのです。
 そして、やはり予想以上に良かった。まず、バッハの平均律の演奏が素晴らしい。呼吸している演奏です。ピアノならこう弾けと言いたい。キース・ジャレットより良かった。どうせなら全曲聴きたいなあ。
 そして、そのバッハの間にオリジナルがはさまっている。前のバッハを受けてのインプロでしょう。それがまた「ちょうどいい」。また、次にバッハが来るわけですが、木に竹を接いだ感じが全くしない。これは驚きでした。
 時空を自由に行き来する…音楽の本来の機能が見事に生きています。
 ぜひお聴きいただきたい。実はこの「After Bach」、1曲目は「Before Bach」なんですよね。なるほどですよ。

 そしてバッハの平均律のあの曲が演奏され、そして次がこのメルドーの「ロンド」です。バッハファンなら何の曲のあとに弾かれたか分かりますよね。

 本当に素晴らしいアルバムです。このシリーズをどんどん出してほしいな。そして、生でも聴いてみたい。

Amazon Brad Mehldau - After Bach

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2018.03.27

『50mm』 高城剛 写真/文 (晋遊舎ムック)

Th_511fbxftxel_sx377_bo1204203200_ すが高城さん。これまたやられましたな。
 不定期刊の雑誌を刊行です。実にデカイ。デカイ雑誌。そして写真は全て50mmレンズで撮影したもの。さらに紙はアドニスラフ。久々に「質感」を体験した。
 ご自身、Kindleが最強とおっしゃっていましたが、そんなご自身からも一本取っちゃった感がありますね。
 なんというか、彼は本当に思考が柔軟なんですよ。たとえば私たち凡人だと、もう紙の本の時代は終わり!と言ってしまったら、紙の本はノスタルジーの対象でしかなくなってしまうじゃないですか。
 それをこういう形で(デカイ!)、一瞬にして未来的なものにしてしまう。ご自身はアマノジャクとおっしゃりますが、決して裏をかいたり、奇をてらったりしているわけではない。ちゃんと意味がある。
 近過去に新しい意味を加えて、超未来的に仕上げてしまう。ずるい。ずるいほどに賢い。
 なるほど、ディスプレイの時代だからこそ、そこに収まりきらない「質感」というのがある。
 ちょうど昨日、私もLPジャケットをデジタル的に再現できないかなと考えていたところなんです。30cm角の正方形の音楽デバイス作ったら売れるんじゃないかと(売れないか…笑)。スピーカーも内蔵してるんですよ。で、ジャケットを眺めるていで持って音楽を聴く。
 そうすると、またジャケット・デザインという文化が復活するんじゃないかと。あの頃は、音楽と美術、そして歌詞カードや解説といった文学が協働してたじゃないですか。それをやりたいんですよね。
 ところで、この雑誌の表紙の写真ですが、新宿でご自身がご自身を撮ったものだと思います。
 というのは、この30分前、私、高城さんと一緒だったんですよ。今から撮りに行くって言って別れた。ちなみにその時、大切なカメラを忘れてったんです。もちろん数秒で気づいて戻ってきましたが(笑)。
 あのあと、こんなカッコイイ写真を撮るなんて。ホント、フットワーク軽いし、切り替えも早いなあ。男として憧れますよ。
 そうだ、さっきの巨大音楽デバイスの話、高城さんにしてみよう。
 あっそうそう、Kindleと言えば、高城さんとワタクシの宇宙人対談がありがたいことに大変好評でして、その全編を収載したKindle本がもうすぐ出るとのことです。うれしいかぎりです。
 対談をお聴きになっていない方は、ぜひこちらからどうぞ。ぶっ飛んでますよ(笑)。

Amazon 高城剛 写真/文『50mm』THE TAKASHIRO PICTURE NEWS

 
 

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2018.03.26

スペクトラム 『あがき』

Th_spe01 、なぜか我が家でスペクトラムがブームです。
 リアルタイムで聴いていたワタクシにとっては、大人になってからの再感動。その頃生きていたけれど全然聴いたことがなかったが、全日本プロレスファンのカミさんにとっては、スタン・ハンセンのテーマのバンドという驚き。平成生まれの娘たちにとっては、私たち以上に新鮮というか、未来的に聞こえるとのこと。
 特にフュージョン大好き、プロのベーシストを目指している(らしい)上の娘は、渡辺直樹さんの超絶プレーに悶絶しております。コピーしたい!と。
 そう、私も当時は洋楽ばかり聴いていたので、なんとなく日本人をバカにしていたようなところがあった(スミマセン)。彼らのことも単純に和製EW&Fだと思っていたし、半分はギャグでやってるんだと思ってた。日本語の歌詞かっこ悪い!とか思ってたし(若気の至り)。
 いやはや、どの曲も実に面白い。巧すぎるし。今こそこういうバンドあってもいいんじゃないでしょうかね。
 けっこうコピーしてる人たちはいるようですが、それこそウチの娘にぜひやってもらいたいと思っています。
 で、「この曲をやれ!」と今日言ったのが、この「あがき」。サード・アルバム収録のインスト・ナンバー。
 実にかっこいい。プログレッシヴ・フュージョン。特に変態的なベースは最高ですね!「あがき」という日本語がいいなあ。
 すごいバンドがあったものです。アルバム全部聴いてみます。

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2018.03.25

薬師如来の薬壺の秘密

 日、薬師如来が持っている薬壺は?という記事を書きました。
 今日は、そこに書いた未来医療の器具の発明者の方(&仲間たち)と飲みました。
 法隆寺での私の発見についても報告いたしましたが、皆さん驚きとともに納得されていたようです。
 この歴史的大発明、現代の「薬壺」の開発はですね、なんと夢の中で行われたのです。まさに夢殿で瞑想した聖徳太子のごとく。つまり未来から降ろされたと。
 実は、今日も地元の方何人かにその「薬壺」を使って施術をしました。皆さんあまりの効能に驚いていました。
 薬師如来の薬壺は、今では「薬壺(やっこ・やくこ・くすりつぼ)」と呼ばれていますが、かつては特に名前はなかったようです。
 日本に仏教が伝来してしばらくは、薬師如来像は何も持っていませんでした。
 中国の古い文献には、「薬師如来には薬器か椀を持たせるべし」と書かれているそうですが、決して「薬壺」ではありません。ですから、正式に「薬壺」を持っている薬師如来というのは、日本にしかないのですね。朝鮮半島にもありません。
Th_20161029kouyakushi09 日本で(つまり世界で?)初めて「薬壺」を持った薬師如来は、白鳳期の名作、そして2年前くらいに失われた右手が見つかった(つまり本体はまだ行方不明)の、あの新薬師寺の香薬師像です。すなわち、日本最古の薬壺は行方不明です。
 しかし、逆に最新の薬壺は今、こうしてここにある。そしてどんどん世界に広がっていっています。
 現在、重要文化財に指定されている薬師如来247体のうち、薬壺を持っているのは約77%である191体。
 もうすでに、現代の薬壺はその数を上回っています。
 薬師如来の効験は、諸根具足(身体障害者であっても 薬師如来を信仰すれば治療される)、除病安楽(病気が治り,心の不安が除かれる)などです。
 現代の薬壺はまさにそのような効果を発揮するようです。私たちは現代の薬壺を持つことによって、薬師如来になれるのかもしれません。
 仏の世界では、(私たちの言う)「薬壺」が一般的だったのでしょう。それが地球(日本)にもたらされることを象徴していたのが、薬師如来のお姿だったのかもしれませんね。
 …と、トンデモな話を書いてきましたが、もしそのトンデモを体験されたい方はメールください。もちろんボランティアで「薬壺」の技を施させていただきます。
 そういえば、20年前、周防国分寺の薬師如来像が持つ薬壺の中に、米や生薬、鉱物などが入っていることが分かりました。この像は江戸時代の作なので、「薬壺」という名称が一般的になり、それなら薬を入れようと考えた人がいたのでしょう。これは唯一特殊な例です。

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2018.03.24

金閣…光の演出

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 学旅行最終日は金閣寺と嵐山散策。
 金閣すなわち鹿苑寺、朝一番だったのに外国人の長蛇の列。まあたしかにインパクトあるよなあ、あの作品は。黄金の国ジパング。
 金閣というと、それこそ金箔貼りまくりの過剰なゴージャスさが売りという感じですが、毎度訪れるたびに、どうも本当は違うのではないかと思うのであります。
 というのは、毎年天気が違うわけですよね。それで全然印象が変わってしまう。
 その一つの要因として、光の演出があるなと思った次第です。
 そう、あの池にですね、陽の光が当たるわけですよ。そうしますと、池の面の微妙な波のおかげで、あの金閣に実に動的な光の模様が現れるわけですね。
 実は動画を撮ってきたつもりが、なんだかミスってしまい、手元に残っていませんでした。そこで、YouTubeで分かりやすいものを探したんですが、全然ない!みんな大切なところを見逃している!
 写真じゃ絶対伝わらない、動的な、生命感あふれるデザインですよ。そこに皆さんあまり注目していないように思います。
 朝の時間帯に東側の壁面を見るのが一番いいのではないでしょうか。近くで見られますし。もちろん夕刻の色合いの変化も見ものですが、本来は朝のあの光の揺らぎを見るべきでしょう。
 2年前に撮った写真を見つけました。これでなんとなくイメージできるんじゃないでしょうかね。ああ、動画撮れてればなあ。スミマセン。今度はちゃんと撮ってきます。ただし晴れてないとダメなんですよね。

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2018.03.23

ロダン「考える人」は背中で語る

Th_img_1219 学旅行三日目は京都。生徒は東山を自由散策。私も付近を巡回します。
 とは言え、生徒に出会うことはほとんどなく、自分も半分は自由行動です。今年はちょっと興味があることがあって、まずは京都女子大学へ。
 その後、数十年ぶりに三十三間堂を参拝拝観しました。昨日、薬師如来の持つアイテムというかガジェットというかデバイスのことが気になり、どうせならたくさんのモノを見ようと思い、千体の千手観音のところへ行ったというわけです。実際にはさすがに多すぎて逆によく分からなくなってしまいましたが(笑)。
 さて、その後三十三間堂の向かいにある京都国立博物館に行こうと思ったら、なんとただいま休館中。
 しかし、せっかくですので、「お庭だけでいいんですか?」と窓口の人に不審がられながらも260円払って入園しました。入館ではなくて入園。
 まあ、そうしたら、たしかに人が一人もいない。警備の人が数人ヒマそうに立っているだけ。そりゃ誰も入らないでしょう。
 というわけで、あの庭を完全独占しちゃいました(笑)。いや、楽しかったですよ。普段ぜったいに見ないものたくさん見られました。
 特に面白かったのは、あのロダンの考える人と二人きりで対話できたことです。
 そう、京都の考える人は、世界にあるホンモノの考える人21体のうちの一つなんですよね。
 せっかく「考えている」のに、いつも人から見られて不快に思っていたことでしょう。そして、今日に限っては、なんだか変な宇宙人が一人でやってきて、360度ジロジロ見やがった。まあ気分が良くなかったでしょうね。
 というか、銅像も宇宙人も二人とも(?)妙に恥ずかしくてですね、なんだか目が合わせらなれなかったというのが、ホントウのところであります(笑)。
Th_img_1221 そして、面白いことに気づきましたよ。ごめん、考える人よ。
 彼、後ろ姿、すなわち背中が最も何かを語っているんですね。背中に意識がある。びっくりしました。
 案外正面からは「考えている」感じがしなくて、「考えているふり」という感じ(失礼)。背中がちゃんと考えているし、その思索の内容を語ろうとしている。
 背中で語るとはよく言ったものです。なるほどねえ。ちょっと分かったような気がしました。
 私たち…というか、私は日常的にまるでいつも考えているかのような風を装っていますが、それはあくまで表向きであって、本心や本性は無意識的に背中からオーラとして放出されているんだなと。
 なるほど、たしかに人の確かな印象というのは、案外後ろ姿から得られたりするかも。
 …なんてことを、また考えたフリをして、こうしてブログにそれらしく書いている宇宙人でありました(笑)。

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2018.03.22

薬師如来が持っている薬壺は?

Th_compwwyuwaazjxk 学旅行一日目の広島の夜には知り合いがホテルを訪ねてきてくれました。
 その方は、私のこちらの記事を読んでくれて、そこに書いてある未来医療を体験しに、わざわざ広島から富士吉田に来てくれた方です。
 そして、未来医療を体験したのち、すっかりそれにハマり、この夜にはなんとそのアイテムを持参し、私に施術してくれました。おかげさまですっかり疲れが取れました。気になっていた腰痛もゼロに。
 そして、二日目は奈良。特に毎年法隆寺と中宮寺では霊示を受けるのですが、今年は実に面白いことに気づきました。正直笑っちゃいました。
 法隆寺の大講堂の薬師三尊像を拝観参拝した時のことです。ふと、薬師如来様が左手に持っているモノが目に入り、大変なことに気づいたのです。
 私も持っている、そして昨日知り合いが持参した、その未来医療のアイテムそっくりではないですか!
Th_img_1210 これは違う薬師如来さんが持っているモノの写真ですが、だいたいこういう形ですよね、いわゆる薬壷って。
 そう、私もこれまでずっと、薬壷だと思っていたんですよ。しかし、調べてみると、どの薬師如来像の薬壷も、フタが開かない構造になっていて、つまり壺にしてはちょっとおかしいのだそうです。
 もちろん彫像作品ですから、外見上壺であればいいと言えばいいのですが、仏像たちが持っている他の道具については、けっこうリアルな造形にしてあるものが多い。
 そう、これは、皆さん壺だと思っていたけれども、実はそうではなくアレだったんですよ。もう大昔から、未来医療の道具として天から降りていたと。なにしろ薬師如来さんですから。
 これは大変な発見でした。偶然にしても似すぎている。そうか、左手で持つべきものなのか。なんか分かってきた気がします。さっそく私も左手でやってみます。
 そうか、3月22日は聖徳太子の御命日、お会式の日です。聖徳太子の救世悲願の道具はこれだったのか。

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2018.03.21

子を守った母の愛…ある被爆者の奇跡

Th_img_1239 爆者の講話を拝聴いたしました。今年は新宅勝文さん。今年91歳になられるとのことですが、大変お元気でした。
 自らを世界最強の男、化け物と、なかば冗談のように紹介していらっしゃいましたが、その言葉もあながち間違いではありません。
 なにしろ、爆心地から1.5キロの地点で被爆したにも関わらず、ほとんど無傷で、そして現在まで全く病気もせずにお元気であられるのですから。
 近くで被爆した皆さんは、もちろん大変な重症であり、何人もの人を自分の腕の中で看取ることになったそうです。
 その生々しい言葉には、本当に心から戦慄し、あらためて戦争の馬鹿馬鹿しさを確認することになりました。
 講話の最後、思わず私は質問させていただきました。なぜ、なぜ、新宅さんだけが無傷だったのか…。
 新宅さんの答えは、ある意味予想外でしたが、しかし大変納得できるものでした。

 「亡くなった母が私を守ってくれたんです」

 被爆する数年前、新宅さんはお母様を亡くしています。別れ際に母親は息子に「おまえは将来世界のために働くことになる」というようなことをおっしゃったそうです。
 実際、今こうして世界中に非常に大切なことを説いていらっしゃる。なるほどなと思いました。
 亡くなった方々、傷ついた方々には心からお悔やみを申し上げます。新宅さんも、なんで自分だけこんなに元気なのかと、ある意味悩み続けたといいます。
 しかし、やはり奇跡というものはあるのですね。科学では解明できない、霊的な意識が、たまたまかもしれませんが、その瞬間、その一点に奇跡を引き起こしたのです。
 霊的な意識というのは時空を超えます。それを愛というのかもしれない。それは強力なエネルギーですから、新宅さん自身の運命も大きく動かしてしまいました。しかし、それをしっかり受け止めて語り部として生きていらっしゃる。
 新宅さん、本当にありがとうございました。いつまでもお元気で。
 

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2018.03.20

諏訪と宮島の関係は?

Th_img_1209 度末でドタバタしており、記事更新をすっかりサボってしまいました。ちなみに今日は25日。昨日まで修学旅行の引率で西日本におりました。
 というわけで、今日は久しぶりにお休みなので、まとめて書きましょう。時間が前後してしまいますが、修学旅行で思ったこと、発見したことを少しずつ書きます。
 では、まず広島編その一。実際広島に行ったのは22日であります。
 もう6年も連続して同じコースの修学旅行に行っていますので、なかなか新しい発見というのはありませんが、再確認というのはあります。
 2年前に宮島(厳島)のミシャグジ信仰という記事を書きました。
 現在でも、宮島のしゃもじはミシャグジ信仰だと思っています。2年前にも書いたとおり、江戸時代に諏訪のミシャグジ信仰が宮島に到達したのでしょう。
 実は諏訪湖にはかつて弁天島がありました。そこには当然弁財天が祀られていたのですが、島自体がなくなり、湖岸(岡谷市)の御社宮司神社近くに浜中島弁財天として遷座されたのです。まさにミシャグジですよね。
 その御社宮司神社には厳島神社もあるというのですから、もう間違いありません。諏訪と宮島はしっかりつながっている。それも両思い(笑)。
 地元の方々は案外それを知りません。私ももう少し調べてみようと思います。なぜミシャグジと弁財天が両思いになったのか。

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2018.03.19

格安オシャレ腕時計

Th_61u8stmwhrl_ul1500_ 物腕時計マニアであるワタクシも、これには正直やられました。
 昨年夏に買ったなんちゃってMONDAINEも気にいったんですが、これも同じような価格帯としては大健闘。
 ちなみにそのNatural Parkは、人気が出たのか、それとも本家からクレームがついて発売中止になったのか、相場がずいぶん上がってしまい、本家なみのお値段になってしまいました。良かった、あの時買っといて。
 Natural Parkは、やはり夏場のオフ用という感じでしたから、スーツに似合うオシャレな安物もほしいなと思い、探していたところ、今年になってこれを見つけました。
 これはあえて言えば「なんちゃってSKAGEN」です。薄さ、シンプルなデザイン、ベルトの質感。なかなかよくできています。とても2500円以下とは思えない。
 箱もオシャレですし、贈り物にもいいんじゃないですか。ぜったい10倍くらい高く見えますよ。
Th__20180320_113509 私はゴールド&ブラックにしました。これがまたいい。近くで見るとちょっと加工が粗いところに気づきますが、他人からはきっと高級舶来腕時計に見えることでしょう(笑)。
 ムーブメントは日本製らしい(ほんとか?)。まあ、たしかに駆動音も小さいし、とりあえず正確に時を刻んでいますからよしとしましょう。
 電池交換も自分でできそうですし、これは長く使えると思います。ほんと、だれがデザインしたか分かりませんが、けっこうクールですよ。
 文字盤にはSAMORという文字が。謎のブランドです(笑)。青く輝くガラスのせいもあって、ちょっと見にくいんですけど、まあ半分はファッションですからね。おススメです。

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2018.03.18

『ニャンでもやればできる』 深見東州 (たちばな出版)

Th_71qwfboy7xl 日は深見東州さんのお誕生日です。
 現代の出口王仁三郎とも言える深見さん。実際、ワールドメイトは大本の影響が大ですね。
 深見さん、常にユーモアを忘れない姿勢は好感が持てます。今年お会いしてみたい人物の一人ですね。
 さて、ある人からこの本をいただきました。私が猫好きだと知ってか分かりませんが。
 別に宗教とか関係なく、単純に、軽くいい本ですよ。たしかに誰かにプレゼントするのがいいかもしれません。
 自分では買うまでもないけれども、いただければその恩恵にあずかれる。
 猫ちゃんの写真だけでも充分癒やされるけれども、やはり深見東州さんのポジティヴな言霊に触れることによって、魂の奥から癒やしを得ることができますね。
 正直胡散臭いけれども、なんだか否定できない、批判できない、そういう男って昔はたくさんいたんですけどね。私はそういう男になりたいと思っています(笑)。
 ああ、そうそう、そう書いて思い出した。吉本隆明の王仁三郎評。これですよ。さすが吉本隆明。さすが王仁三郎。

 天然自然のすべてを万霊とする未開的な宗教性のうえに、仏教、儒教、土俗道教などの信仰や倫理を混合したものだが、王仁三郎の気宇の巨きさで、自在に伸縮される容器を具えているといえよう…野放図すぎる柄の大きさをしめしている。いいかえれば、里の活き神信仰としての大本教の反知識性と破れを繕うことをしない庶衆の姿勢が、総合、融和されて出ている。いくらでも侮れるが、侮っても裂け目から、また芽が出てくるような気がして、永遠のたたかいの場を提供しているとおもう

Amazon ニャンでもやればできる

【独占インタビュー】謎多き宗教家、深見東州とは何者か

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2018.03.17

キース・ジャレット・トリオ 『アフター・ザ・フォール』

Th_918luzbodl_sl1200_ 日は我が校のジャズバンド部の感謝祭が行われました。6年間お世話になったウチの娘もいよいよ卒業ということで、最後の演奏をしました。
 あっという間の6年間でしたが、まさに人生を変える経験をさせていただき、私としても感謝感謝であります。
 卒業後は東京女子大学にて国際関係などを学ぶ予定ですが、あくまでも未来の夢はプロのベーシストになることです。大学時代には、今までもお世話になっていた先生のレッスンを受けるとともに、大学生ならではの自由な音楽活動をして、いろいろ学んでもらいたいと思っています。
 まさか娘がベースを、そしてジャズをやるとは思いもしませんでした。すすめたことは一度もありませんでしたからね。出会いとは不思議なものです。
 おかげさまで、私も従来好きだったジャズを、また違った視点、聴点で受容することができました。
 最近毎日聴いている、このキース・ジャレットのアルバムも、きっと6年前に聴いていたら、今ほど豊かな感動を得られなかったかもしれません。
 5年前、彼らトリオの日本最終ライヴをジャズ部の生徒たちと聴きに行きました。その時のことはこちらに書いてあります。私にとってもとんでもない日でした。音楽が結ぶ不思議なご縁。
 残念ながらこの歴史的なトリオの演奏はもう生で聴くことはできなくなってしまいましたが、20年前の伝説の録音が先月発売になりました。それがこのアルバムです。
 慢性疲労症候群から復活して初めてのトリオ・ライヴ。あの神がかったピアノ・ソロ録音の次に録音されたトリオ・ライヴ。
 ソロ・アルバムでは、自らが神の化身となって自らを癒し、そして、今度は仲間が彼を癒した。その癒しは、ある種の興奮と瞑想という形で、私たち前に立ち現れています。
 先日、天才物理学者と宇宙論で盛り上がりましたが、その中心には常に音楽が存在していました。そう、コトとコトの間の関係性に立ち現れるモノ、それこそが「空」であると。
 一つ一つの音は、ある意味点でしかないけれども、それが二つ、三つ、四つと重なるごとに、私たちに感情や感動を呼び起こす「何か」が立ち現れる。
 実は宇宙の構造もそうなのではないかと。天体という物質どうしの間に関係性があるように、もしかすると、情報どうしも互いに影響を与えあっているかもしれない。もちろん波動どうしも。
 そして、その、私たちが感知できるコト、たとえば音楽で言えば、一つ一つの音が音楽自身なのではなく、その音たちの関係性こそが、音楽本体なのではないかと。
 つまり、宇宙も、何もないとされている空間、時間にこそ、実は本体があるのではないか…。
 クラシック音楽、すなわち極度にシステム化され、単純化された(とあえて言います)音楽は、宇宙の根源的な法則や調和を象徴します。
 それに対して、多くのテンション(コードもリズムも)を含むジャズは、人間と神との関係を表現しているように感じます。
 もう一方の極致たる、たとえば謡曲などを聴いていますと、それはシステム化されていない、数値化されない関係性の連続です。しかし、ノイズではない。それはすなわち、人間をも含む(地球上の)自然の有り様を表現しているようにも感じます。
 このように実に多様な世界の象徴となりうる音楽というのは、まことに素晴らしい神からの贈り物です。
 ここに歌(言葉)が加わってきますと、さらに複雑な関係性の中の、実に多様な情感が生み出されます。不思議ですし、感動的ですね。
 このアルバムでの三人の生み出す世界は、それこそ人間と神の美しき関係性を象徴していますし、一方では、人間の身勝手さ、粗雑さをも表現しているように思えます。
 ジャズの面白いところは、西洋近代の音楽システムや工業化された楽器の上に立ちながら、神に反抗するかのように、複雑さ、一回性に挑戦しているところですね。
 神様の大きな手のひらの上で、思いっきり人間が遊んでいるような、そんな感動があります。何もないはずのところに、複数の点が生まれ、それらの関係性の中に縁起するモノ。無であり有であるのが、すなわち「空」なのです。
 よく No Music No Life と申しますが、実は宇宙の生命は音楽そのものであるとも言えるので、当然と言えば当然なのですね。
 音楽よ、生命よ、本当にありがとう。

Amazon アフター・ザ・フォール

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2018.03.16

「元キャリア官僚 再び忖度を語る!」元通産官僚石川和男

 友問題が大変なことになっております。先日書いたとおり、私は攻める方、攻められる方両方に友人がいるので、結果として中立の立場をとっております。
 その後も双方からいろいろ興味深い情報が入ってきていますが、両方に共通した話が実はあります。
 それはいわゆるメインストリーム・メディアで語られている…というか騙られていることとは、かなり違う内容です。
 その一つが、この動画で石川さんが力説している現実です。これはこれで知っていた方がいい情報ですよ。
 MSM、特に日本においては民放テレビ番組が垂れ流しているフェイクに惑わされてはいけません。この驚くべき事件、犯罪の本質がどこにあるのか。
 もちろん、誰の方を持つ気もありません。問題は問題です。大問題です。
 だからこそちゃんと調べましょう。特に現場の声を聞きたいものです。

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2018.03.15

AUKEY LEDナイトライト

Th_412fhdybqsl は大変忙しく、ブログを更新する余裕がありません。おそらく今後は1年中こんな感じになりそう。
 かつては時間をたっぷりかけて長い長い記事を書いていました。そのおかげで、長すぎる!というお叱りをずいぶん受けましたが、今はもう自然に短いもの、さらに軽いもの、あるいは他人の褌ものが多くなっていますね。
 案外読者にとってはこっちの方がいいようです。というわけで、来年度以降はなるべく短く、そしてあまりディープにならないように心がけます。おそらく自分の社会的ポジションからしても、そうして行くべき時が来ているようですし。
 今日もまた軽めに。
 先日、LEDボールライトを紹介しましたよね。これがけっこう家族に好評でしたので、もう一つ似たやつを注文しました。
 前のはノーブランドのアヤシイ製品でしたが、こちらはちょうどこの前紹介したバッテリーのメーカーAUKEYさんの製品ですので、より信頼が置けますし、性能もセンスもかなり良い。
 それでいて、1600円を切るロープライスですので、これから同様の製品を購入される方には、こちらの方を強くおススメします。
Th_41tfjgednl まず、天面がタッチセンサーになっているのがいいですね。リモコンなしで明るさの調整ができて便利です。お風呂で使うとなると、リモコンは防水ではないため、ちょっと不便というか不安だったんですよね。
 前のボールライトと比べると半分以下の大きさですが、バッテリーは2倍の容量ですし、最高輝度もかなり高い。本当に普通の照明くらい明るくなります。
 また防水性能も本格的なため、湯船に浮かべて楽しむこともできます。さちにマグネット内蔵で鉄製の柱や壁にひょいとくっつけられる。野外で使う時など便利でしょう。
 バッケージや説明書もしっかりしていて、製品の信頼度を上げていますね。屋内、屋外を問わず使えますよ。もちろん非常用にも最適。
 最近は「授乳灯」というジャンルがあるんですね。なるほど。

Amazon AUKEY LEDナイトライト

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2018.03.14

ホーキング博士宇宙の起源論

Th_96958a9f889de0eae3e2e1e0e6e2e3e6 ーキング博士がお亡くなりになりました。
 画期的な宇宙論を構築できたのは、おそらく彼の身体的なハンディキャップが影響しているでしょう。そのおかげで、とは言いませんが、大きくプラスに働いたのは間違いありません。
 いわゆる感動の物語ではなくて、宇宙の調和と、地球的な不調和はどこかでリンクしているのです。
 そんなことを思いながら、この動画を観ました。
 おそらく、あちらの世界で、究極の宇宙の真理に出会うのでしょうね。ご冥福をお祈りしますと同時に、感謝と労いの気持ちを送りたいと思います。

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2018.03.13

公文書記録、粘土板への移行を検討 政府

Th_tablet 友問題が大変なことになっています。昨年の今頃、いろいろあったわけですね。籠池さんの証人喚問のあたりですか。
 ワタクシ個人といたしましては、攻める方、攻められる方、両方に親友がおりまして、非常に複雑な心境であります。
 そして、そういう立場だからこそのいろいろな情報が入ってくるわけでして、またそれが報道されているものとはかなり違う内容なので、より深い闇というのを感じてしまうのでありました。
 基本は財務省のポカです。そこに朝日新聞(OB含む)を本気で怒らせてしまった総理の軽口が絡み、さらにそれらを利用した野党の正直稚拙な与党攻撃が激化していると。そして、その裏には自民党内の改憲派と護憲派の戦い(OB戦含む)がある…それ以上は書けません。
 政治というのは恐ろしい。しかし一方で、政治の世界での、特に自民党内での自浄作用というか、均衡を保とうという、ある意味自然かつ健康的な作用が働いていることに安心もするのでした。
 さてさて、そんな折、非常に興味深い(笑)ニュースが入ってきました。

公文書記録、粘土板への移行を検討 政府

 ふむ、なるほど。そういう手がありますね(笑)。
 ちなみにハンムラビ法典の「目には目を」の本当の意味については、かつてこちらに書きました。このブログの膨大な量の記事の中で、一番人気を続けている記事です。ぜひお読み下さい。
 それにしても、虚構新聞、相変わらず面白いですね。ここのところのトップ記事全部腹抱えて笑いましたよ。ペーソスがきいていて良い。

第二ボタンもデジタル化 物理ボタン廃した制服、高校生発明

秩序乱れた」 サル山SNS、2週間で中止に

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2018.03.12

古事記と噴火した新燃岳。7年前の噴火の直後に東日本大震災があった...

Th_201803120115_top_img_a 燃岳の噴火が収まりません。
 覚えている方も多いかと思いますが、前回大規模な噴火があったのは7年前の1月から4月にかけて。言うまでもなく、その間に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生しています。
 新燃岳のある高千穂峰周辺は言うまでもなく、古事記における天孫降臨の地。
 また、日本という龍体において、東北地方の艮に対して、坤の方角であるとも言えます。
 7年前はそれこそ坤と艮で地異があった。今回も同様と言うのではありませんが、地学的な観点に限らず、霊的な観点での注意も必要かと思っていたところ、竹田恒泰さんが同じようなことをおっしゃっていたのでびっくりしました。
 今日はその動画を紹介します。
 7年前も大相撲という地鎮が機能していなかったしなあ。なんとなくいやな感じですね。

 

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2018.03.11

MASTER TAPE ~荒井由実「ひこうき雲」の秘密を探る~

 日は東日本大震災から7年目の日でした。
 この日を選んだかのように、信頼する友人夫婦が富士山を訪れました。そして平和や調和、融合について語り合いました。荒御魂から和御魂へ。
 彼らとの超古代から超未来にわたるスケールの大きな対談と共体験から、必然的に様々な「意識」が生まれました。
 無から有へ。なるほど「空」とは、こうしたダイアローグやアンサンブルの構造のことを言うのですね。お釈迦様の言う縁起の意味もよくわかりました。
 本当にさまざまな話をしたその中心には、ずっと音楽があり、また仲小路彰の思想がありました。
 彼らと別れてひょんなことから、この動画を見つけて思わず食い入るように見てしまいました。
 「ひこうき雲」の録音が行われたアルファスタジオは、仲小路彰の片腕(実働隊の一人)だった川添浩史が立ち上げたアルファレコードのスタジオです。
 川添の経営していたキャンティには、この番組に出演している皆さんも集っていました。そして川添を通じて仲小路のことを聞かされていました。
Th__20180313_120346 細野晴臣さんは、仲小路に会いに山中湖を訪ねています。あいにく仲小路は留守で会うことができなかった。その時のことは、細野さんと中沢新一さんの「観光」に記述されています。
 ちなみに、その時、彼らが仲小路邸に残したのが、このサイン色紙です。昭和59年6月22日の日付があります。
 そういうことも重ねながら、この番組を見ると、なんとも感慨深いものがありますね。
 最初の話に戻りますが、番組中で細野さんが言っているように、スタジオにみんなが集まってワイワイやることによって生まれるモノ(何か)があるんですよね。一人打ち込み音楽とは根本的に違う何かが。
 すごい時代だったなあ。ノスタルジーではなく、現代的、未来的な意味で、こういう音楽を大切にしたいと思います。つまり、ダイアローグ、アンサンブル、ご縁を大切にするということですね。
 そこには衝突もあるでしょうが、結果的には荒魂が和魂になる、一つ上の次元での創造が生まれるのだと思います。
 そういう意味で、あらためてユーミンを聴いてみようと思いました。 

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2018.03.10

月がきれい第11話より 東山奈央『未来へ』

 日は我が中学校の卒業式。ウチの娘も卒業です。
 卒業式の最後はやはり合唱ですね。歌う方も聴く方も号泣です。
 今年の3年生合唱はキロロの「未来へ」でした。
 たまたまですが、昨日紹介したアニメ「月がきれい」の第11話にこの曲が流れました。放送では入試の日のシーンでしたね。お母さんの手弁当。
 式の間は自分は仕事ですので、あまり感情移入できませんでしたが、帰宅すると娘からの手紙が…。その内容にはさすがに涙いたしました。
 では東山奈央さんの美しい声でお聴きください。切ないのぅ。

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2018.03.09

月がきれい第6話より 東山奈央『3月9日』

 日は3月9日。山梨の誇る名曲、レミオロメンの3月9日のカバーを紹介します。
 昨年放映された深夜アニメ「月がきれい」。私は全部見ていませんが、私の周囲ではなかなか評判が良かったんですよね。
 ちょこっと見た限りでも、少なくともよりは良さそうな気配(笑)。
 各回のタイトルが近代文学作品だったり、挿入歌がちょっと古めの名曲だったり、おじさんの心もちょぴっとくすぐられました。
 第6話で東山奈央さんが歌ったのが、この「3月9日」でした。月との兼ね合いもあってか、2番だけでしたが、それもまた不思議と効果的でありました。
 アニメのシーンも、まるでMVのごとく機能していますね。前後が分からなくとも、じゅうぶん切ない。日本だなあ…。

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2018.03.08

エトナ山噴火と大地震

Th_mt_etna_and_catania 士山と一緒に世界遺産登録された火山、イタリアのエトナ山。
 エトナ山と関東大震災の不思議な(トンデモな)関係については、以前こちらに書きました。王仁三郎の言霊的世界ですので、理解できない方も多いと思いますが。
 さて、そのエトナ山の噴火と言えば、今から349年前(来年で350年)の今日3月8日の大噴火ではないでしょうか。
 死者1万人。麓の町ニコロシとカターニアが大きな被害を受けました。
 ここで注目すべきは、この大噴火の24年後にその地を大地震が襲ったことです。復興途中のカターニアはこの大地震で全滅状態になりました。
 このエトナ山の噴火と大地震は、明らかに連動したものですが、その間が24年あるというのがポイントです。
 もうすぐ東日本大震災から7年になりますが、地球規模で言えば7年なんていうのは、ほんの束の間。明治の三陸沖大地震の最大余震とも言えるアウターライズ昭和三陸地震も、37年後に発生しています。
 天災は忘れた頃にやってくる…というのは、そういう意味でしょう。
 以前、こんなツイートをしたことがあります。人間はこういうスパンで物事を連関させられないのですね。ですから、常に思い出し、注意喚起をし続けなければならないわけです。

「天災は忘れた頃にやってくる…こういう規模での地異は最低50年単位で俯瞰しなければならない。〈例〉864年貞観の富士山噴火→869年貞観の三陸沖地震(津波)→887年仁和の東海・東南海・南海連動型地震→888年八ヶ岳水蒸気爆発?&山体崩壊→915年十和田大噴火(日本史上最大規模)」
 

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2018.03.07

AUKEY 30000mAh ポータブル・チャージャー

Th_410jv3gg2nl_sy355_ 日の続きになります。
 もうすぐ東日本大震災から7年の日を迎えます。
 7年前にはこれほどLED照明やバッテリーが普及していませんでした。そう考えると、昨日紹介したLEDボールライトのように、安価で便利な「防災グッズ」を手に入れられるようになったのは、大きな進歩だと思います。
 今回、ボールライトとともに防災グッズとして購入したものに、モバイルバッテリーがあります。
 私はバッテリーマニアなところがありまして、いろいろな種類を持っていますが、今回は日常的に使うというよりは、まさに災害時の使用を想定してこれを購入しました。
 ちなみに私の持っている最大の防災バッテリーはです。最近こいつのACアダプターが発火事故を起こしたようですが、私は最初から異常な発熱を感じ、別のアダプターを使っていましたので難を逃れました。
 このバッテリーは今でも車の中に置いてあります。ソーラーパネルと接続して。これはこれで災害時に車中で過ごす際、大変有用になるでしょう。
 ただ、いくらコンパクトとはいえ、しょっちゅう持ち歩くにはちょっと大きくて重い。まあだから車に置きっぱなしになるわけですが。
 そこで、ある程度の容量を持ちながら、小型で軽量、ひょいとカバンにも入れられるものをと思い、今回AUKEYのバッテリー購入となりました。
 ちょうどAmazonのタイムセールで半額だったので、2500円くらいで手に入れられました。安い!なにしろ30000mahですからね。
 たしかにモバイルバッテリーとしてはズシリと重い感じがしますが、サイズ的にはカバンに余裕で入りますし、片手でひょいと持てますから、想定どおりと言えましょう。
 たとえばこのバッテリーと昨日のボールライトを接続すれば、1ヶ月以上点灯させ続けることができます。7年前、手回し発電の懐中電灯で過ごしたことを考えると、これは大きな安心ですね。
 あれ?今見たら、なんとお値段10倍になってる(笑)。皆さんも安くなるタイミングを見計らって手に入れてみて下さい。

Amazon AUKEY 30000mAh ポータブル・チャージャー


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2018.03.06

LEDボールライト

Th_81fmztebvcl_sl1500_ 度末でめちゃくちゃ忙しいので、軽い記事を続けたいと思います。最近買った物の紹介です。
 風呂場の電球が切れました。20年持ったので、白熱灯としてはよく頑張ったと思います。
 で、電球をLEDに交換しようと思ったのですが、カバーの外し方がわからない。浴室用なので防水、防滴のため特殊な取り付け方になっているようです。
 調べるのも面倒なので、これをチャンスとばかりに、変なことを考えました。
 風呂は私にとって重要なリラックスタイム。長い時は1時間くらい入っています。音楽を聴いたり、本を読んだり、ゲームをしたり。
 入浴剤を入れてぬるめのお湯にたっぷりつかるのです。そして、出たらすぐ寝る。これが健康の秘訣です。
 そんなお風呂なので、どうせなら照明もオシャレ?にして、ムーディーな場にしてしまおう。
 そこで考えたのが、防水仕様のLEDボールライトの導入です。読書はiPhoneや電子ブックリーダーですので、極端に言えば浴室は真っ暗でもいいわけですが、さすがにそれだと足元も見えないので、薄暗くてもいい。
 どこかの温泉宿や高級ホテルの内風呂的な雰囲気を出そう!というわけです。
 で、Amazonでいろいろ探していたら、格安なのがあったのでさっそく注文してみました。
 そしてさっそく充電して点灯。うわ、いろんな色があって面白い。子どもたちや家内も大喜び。自動で色が変わる、それもいろいろなパターンがあって面白い(アヤシイ)。
 うん、これはいいですよ。リモコンは防水ではないので注意ですが、本体のボタンでも基本的なことはできますので、お風呂に入りながら遊べます。
 これって、USB充電式ですし、防災用にもいいですね。12時間くらい点灯するようですし。モバイルバッテリーがあればもっと長く使える。
 防水仕様なので、屋外のBBQとかパーティーでも使えますよ。安いわりにはけっこう有用な玉だと思います。寝室や玄関に置いてもいいですし。

Amazon LEDボールライト

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2018.03.05

仲小路彰 『女性の問題』(グローバリズム 二十一世紀の世界と日本像より)

Th_00451_1964s390815 日はいろいろな人と女性論を語り合いました。先週のチャンネル桜の討論も「女性の幸せって何?」 でした。
 保守派の女性たちの討論でしたが、これはこれで面白かったし、案外未来的な感じがしました。
 特に「男の幸せが女の幸せ」的な論説は、ある方面からは思いっきり批判されそうですけれども、生物学的には実は本質をついているかもしれませんね。
 「恋の奴隷」からの「実は女優位」論も納得であります(笑)。賢い女は強い。
 よろしかったらこの討論もご覧ください。

 さてさて、ある意味男尊女卑から男女平等へと激動した昭和という時代を裏で動かした、天才哲学者、思想家、仲小路彰は、二十一世紀は女性の時代だということを重ねて予言しています。
 その女性論は非常に深く高尚なものなのですが、今日は仲小路の女性論のわかりやすいものを紹介しましょう。
 この文書には昭和39(1964)年8月15日の日付があります。私が生まれる二日前に発行されたものです。
 冊子のタイトルは「グローバリズム 二十一世紀の世界と日本像」。50年以上前に「グローバリズム」ですよ。いや、仲小路彰はすでに戦中からグローバリズムを構築していました。まだ、英語の辞書に globalism という単語がなかったころからですよ。
 政治、経済、文化など広範な内容なのですが、その中に「女性の問題」という節があります。今日はそれを全文書き写してみたいと思います。
 二十一世紀になった今、この半世紀前の予言を、皆さんはどのように読むでしょうか。

(以下引用)

    女性の問題

 これまで全く家事的な多忙に明け暮れして、ほとんど何らの自主性を持ちえなかった近代女性は、再び原始の女性は太陽であったとの強いあこがれをもって未来的に自由な前進をはじめようとする。
 古いとざされた封建的家庭は、その根底から動揺し、破壊され、その後には全く関節のはずれた体のような苦しみが今日の家の暗いムードとなっている。

 しかし、未来の女性のあり方は、もし女性が男性との同権を主張するあまり、男性と同じ仕方をまねするならば、それこそ、いよいよ時代おくれのあわれな存在となるであろう。なぜなら、すでに戦争のなき世界は、男性中心の社会ではあり得ないからである。
 これを悟らず、これこそが先端女性と思って、ただ男のなす業をわれも負けずにと摸倣し競争するならば、それこそこれ以上の時代錯誤はないのである。
 ある意味で二十一世紀は、平和な文化的世界の典型として、わが平安朝の女性的天才の自由なる表現をなした時代的様相に似たものとなる傾向を示すであろう。
 いわゆる才女と称せられる彼女らは、紀貫之の「土佐日記」を創作せしめたほどであり、かの「源氏物語」にいたっては、日本はおすか全世界にあっても、それに比べるべきものを見出しがたいものである。

 かかる教養ある女性文化こそ、次に来る文明の母胎をなすものであり、ここには男性のなし得ない独特な美的世界の開花を示すものとなる。

 かかる人間をいかにして形成するか‥‥

 その人間教育のためには、先ず地球文明建設というグローバリズム体系を組織する研究所の設立をなす。
 それにより創造的人間をつくり出すアカデミーを必要とする。
 これらの教育機関は、あくまでも自由で純粋な人間開発を目的とするものである。その中心的な地点に、自然美と歴史的伝統を本有して、さらに現代文明のすべてを吸収し、蓄積した日本こそが、最適の地としてえらばれるのも当然である。
 
Amazon 未来学原論―21世紀の地球との対話

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2018.03.04

Adobe Scan

Th__20180305_135535 場上、いろいろな文書が送られてきて、それが机上に山積みになったあげく、下位層が忘れられたり、上位層が捨てられたりして、かなり仕事に障害が生じています。
 というのが、もう10年くらい続いております。整理整頓のダメさに関しては、本当に絶対的に自信があるのですが、これはもう性分というか、しかたないと諦めています。
 私の場合、父も母も大変几帳面だったので、きっとその反動というか、反転でこうなってしまったのだと思います。ちなみに姉も私に劣らずの猛者です(笑)。
 しかし、世の中が進展して、テクノロジーのおかげで、私たちのような人種でもなんとか混乱をきたさず生活できるようになってきました。
 つまり、スキャンですね。紙データをデジタルデータ化する。
 ちょっと前に買ったなんかも、かなり優れたツールです。その早さ、きれいさ、便利さはお値段を遥かに超えた価値と言えましょう。
 とはいえ、いちいちスキャナに挿入したり、Macを立ち上げたりするのも面倒な時があります。というか、実際はほとんどの場合そんな感じなんですよね。
 そんな時、これまた大変重宝しているのが、Adobe Scand です。
 iPhoneのカメラでテキトーにカシャッとやると、いろいろ補正してくれた上に、OCRでテキスト化されたPDFファイルにしてくれる。
 同じようなアプリはずいぶん前からありましたが、OCRの精度など、やはりさすがアドビと感じるほどに優れています。
 特に、私なんか国語のセンセーですから、縦書きの文書(入試問題など)をスキャンしておくことが多いものですから、縦書き文書の文字認識の精度の高い、このAdobe Scanは最高のツールとなります。
 皆さんもぜひ縦書きの文書で試してみてください。これで無料なんですから驚きです。
 これからの時代、こうしたテクノロジーを駆使できるか、というかAIも含めたテクノロジーに積極的に助けてもらえる人が、いろいろと有利になってくるでしょうね。
 特に学校の先生は保守的、いや世間知らずですので、もうすでに普通の社会からすると50年くらい遅れてますよ。困ったものです。

Adobe Scan公式

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2018.03.03

『明治天皇と日露大戦争』 大蔵貢 製作総指揮作品

Th__20180304_85148 蔵映画がやらかしましたね。いやあ、この時代に黒塗り広告とは。
 面白いのは、産経新聞と東京新聞は黒塗りにしなかったこと。右左、それぞれの意図と判断があったのでしょうね。
 さて、大蔵映画と言えば、今や唯一のピンク映画製作配給会社として独特の存在感を示しておりますね。ある意味昭和の日本文化を頑張って継承してくれているともいえます。AV全盛のこの世の中で、それなりの作品性をキープしているというのは大したものです(?…なにしろもう数十年も観ていないので)。
 大蔵映画の前身は新東宝。大蔵貢は新東宝の社長でした。近江俊郎のお兄さんですよ。すごい兄弟ですね。
 で、大蔵さんは、ある意味不敬なことをとっくの昔にやってるんですね。
 そう、今となっては名作、大ヒット作と言われる「明治天皇と日露大戦争」ですが、当時(戦後10年ちょい)天皇を主役にした勝ち戦の映画を作るというのは、かなり勇気のいることだったと思います。
 明治天皇役として、史上初めて近代天皇を演じたアラカン(嵐寛寿郎)も悩み苦しんだと言います。そりゃそうでしょう。
 不敬と言えば不敬。それこそ右からも左からも殺されるんじゃないかと思ったそうです。
 しかし、実際には国民の5人に一人が観たと言われるような大ヒットになったんですよね。2012年の明治天皇百年祭では、なんと明治神宮で上映されました。大蔵さんにとっても夢のような未来の現実でしょうね。
 で、その大蔵映画の系列会社が、今回の不敬映画を製作したと。明らかに昭和天皇をモデルにした内容だとのこと。
 さすがに一線を越えているとは思いますが、正直に、本当に正直に言いますと、「観てみたい」。
 製作はされたけれども上映されることはないということで、本当にお蔵入りになってしまったようです。
 映倫も通過しているというのですから、ある意味びっくりです。時代が変わったとも言えるのでしょう。
 いや、考えてみればですね、源氏物語を例に挙げるまでもなく、江戸時代までの古典作品には、た〜くさん高貴な方々が登場して、いろいろやらかしてますよ。それがある意味日本の庶民文化だったわけですし、聖俗ぐるっと回ってしまうというのもまた、日本独特の哲学というか作法であります。
 そういう意味でも、やっぱり大蔵映画ってすごいなのかなと、ちょっと思ったりしております。
 ということで、その原点的な「明治天皇と日露大戦争」の予告をご覧ください。総天然色シネスコだしなあ、本当に大蔵貢ってすごい人だったんですね。


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2018.03.02

Peter Knight's Gigspanner 『The Water is Wide』

Th_gigspanner_banner_sm 日の続き。「The Water is Wide」の名演奏をもう一つ。
 フォーク・ヴァイオリニストのピーター・ナイトの演奏です。ピーター・ナイトは日本ではあまり知られていませんが、アメリカでは大変人気のあるヴァイオリニストです。
 いわゆるフィドラーというより、やっぱりヴァイオリニストですね。
 バロック・ヴァイオリンをかじっているワタクシからしますと、彼のヴァイオリンは一つの理想ですね。ボウイングが軽い。ヴィブラートに品がある。弱音が美しい。そして、即興力がある。
 この演奏もいいですねえ。美しい。こういう演奏を聴くと、楽器も歌に負けないかもしれないと思いますね。ぜひお聴き下さい。

Peter Knight's Gigspanner 公式

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2018.03.01

Ed Gerhard 『The Water Is Wide』

Th_images 日の討論で暴力性を増したワタクシの頭を冷やしてくれたのがこの曲。
 そう、チャンネル桜の討論番組、終わったあとにこの曲が流れるんですよね。誰の演奏か分からないのですが、なかなか良いアレンジです。
 こちらをクリックすると曲が始まりますよ。「私たちは日本の伝統文化を尊重しながら 我が国の現在と未来を考える」と言いながら、スコットランドの民謡を流すところがいいじゃないですか。
 音楽に右も左も国境もありません。高次元なのです。民謡であっても。
 さて、この曲の歌ヴァージョンについては、以前こちらで紹介しました。また、日本語ヴァージョンは伊東ゆかりさんの「ふたりの小舟」を聴いていただきました。
 今日はギター独奏の名演奏をお聴きいただきましょう。これがいいんですよ。
 アレンジ&演奏は、フィンガースタイルの天才、エド・ガーハードです。彼は昨年も来日し、この曲を披露しましたね。日本でも人気のあるギタリストです。

 う〜ん、美しい。アレンジが見事ですね。この曲についての本人のこちらのレクチャーも興味深いですね。
 ちなみにこの演奏、あまりに有名なので、たくさんタブ譜などが出回っています。私はギターは弾きませんので、こちらの五線譜を解読して感心しております。なるほど、スコルダトゥーラなんですね。
 美しいなあ。チェンバロで演奏してもいいんじゃないでしょうかね。どなたかぜひ。

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