『花すみれ』 貞明皇后作詞・信時潔作曲
上の娘が大学入試10連ガチャ発動中です。今日は一晩だけ富士山に一時帰国。明日からまた旅に出ます。
前半戦は女子大巡り。MARCHの問題より、ずっと難しい。ある意味ちゃんとした問題ばかりです。どういう学生がほしいかがよく分かります。教養ある女性を求めている感じですね。
そんなわけで、東京に娘を迎えに行くついでに、久しぶりに多摩御陵(武蔵陵墓地)にお参りしました。
いつもそうですが、一番すごいパワーを感じるのは貞明皇后陵です。貞明皇后との因縁(もちろん片思いですが)は、こちらやこちらに書かせていただきました。
今日もまた、貞明皇后陵の前に立った時、ポツポツと雨が降ってまいりました。いつものことです。不思議ですね。
さて、今日は貞明皇后が作詞された歌を1曲。作曲はかの信時潔です。交響曲「海道東征」の作曲者ですね。
実はこの曲、女子学習院のために作曲されたのですが、のちに信時自身が曲を書き換え、現在ひらがなの「はなすみれ」として歌い継がれています。また、のちに同歌詞を用いて山田耕筰が「花すみれの御歌」を作曲しています。そのへんの事情については、論文があるようですが、私は読んでいません。
貞明皇后作詞と書きましたが、その詞は次のような和歌です。
うつふして
にほふ
はるのの
はなすみれ
ひとのこころに
うつしてしかな
一番最初にできた「花すみれ」を小川明子さんの素晴らしい歌でお聴きください。小川さんは、信時作品など隠れた日本の名曲を多く歌われています。
ひらがなの「はなすみれ」はこちらで聴くことができます。
「花すみれ」の方が和風、「はなすみれ」の方がより洋風(モダン)になっていますね。いずれもいい曲です。
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