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2018.01.20

『太平洋戦争の大嘘』 藤井厳喜 (ダイレクト出版)

Th_book コウヨ(笑)、いやいや国際政治学者で未来学者である藤井厳喜さんの「ワールド・フォーキャスト」を定期購読しています。
 メインストリーム・メディアの情報では知ることのできない世界の動きは、藤井さんのこのワールド・フォーキャストと、高城剛さんの「Future Report」で勉強させていただいております。
 トランプさんが「フェイクニュース」という言葉を流行らせましたが、たしかに日米、またヨーロッパの大手メディアはかなり偏っていますね。
 そういう意味では、学校で教えている歴史、日本史も世界史もかなり偏っていますね。
 今、上の娘が大学受験真っ只中で、楽しそうに世界史を勉強しています。いろいろ暗記している横から、私や家内が、藤井さんや高城さん、そして仲小路彰から学んだ、裏の(真実の)歴史の話をするものだから、余計にドキドキ・ワクワク、そしてイライラ?しています。ま、たしかに大学入試には出ないだろう話ばっかりだからなあ(笑)。
 しかし、そのおかげもあってか、全く興味がなかった世界史に異常に興味が出てきてしまったらしく、ついには大学は史学科に行きたい!とか言い出しました。大いにけっこうだと思います。
 うん、やっぱり受験勉強っていいですね。安易に推薦とかもらわなくて良かったと本人も言っています。ま、ウチはもともと推薦禁止という変な家だったのですが。
 私は、世界史の勉強挫折した派なので、娘が代わりにこうして勉強してくれると助かります。聞けばすぐ答えてくれるんで。教えてもらえるわけです。
 さてさて、この藤井さんの最新著作「太平洋戦争の大嘘」も、普通の教科書には書かれていないことばかりが書かれています。しかし、非常に読みやすく、世界全体を俯瞰して見えてくるストーリーが、すんなり頭に入ってきます。
 太平洋戦争というネーミング自体がフィクションであるわけですが、たしかに戦後の教育というか洗脳は強力でした。私もずいぶん毒されていましたが、不思議なご縁から裏の歴史、真実の歴史(もちろんそれらも歴史の一側面でしかないわけですが)を知る機会があり、今ではそれなりにバランスよく過去、現在、未来を見ることができるようになっていると思います。
 この前書いたとおりワタクシは、右翼(ライト)でもなく左翼(レフト)でもなく、全体を見渡す捕手(ホシュ=キャッチャー)を自認しておりまする。
 この本の具体的な内容についてはこちらでご確認ください。
 それにしても、コミンテルンはすごいですね。昨年はロシア革命から100年。今月はロシア・ソヴィエト連邦社会主義共和国の実質的な建国から100年の月。来年はコミンテルン誕生から100年です。
 コミンテルンは表面的には1943年になくなっているはずですが、実際には今でも大きな力を持っている、あるいはその亡霊の影響はいまだに残っていると言えます。
 仲小路彰も自らの人生を共産主義(コミンテルン)との戦いであったと回想していたそうです。たしかに、日本の天皇制は最も共産主義と相容れないモノですよね。
 第二次世界大戦、太平洋戦争、大東亜戦争…それぞれ視点から見て、そして未来的な視点から見て、はたして「勝者」は誰だったのか。私は今年その答えが出ると思っています。そう、明治維新以来の150年戦争終結の年ですからね。
 この藤井さんのご著書、今なら送料だけで読むことができます。出版元のダイレクト出版さんは、独特の商売をしている会社です。私も上述の「ワールド・フォーキャスト」を購読しています。ネット時代の出版のあり方を示してくれていますね。
 この本を送料だけで提供しているのも、もちろんその先にネット番組の購読を期待してのことですが、まあたしかに藤井さんの提供する最新の情報はそれなりの価値があると思います。
 かつては違う方の違う番組を購読していましたが、あまり価値が感じられなかったので解約の電話をしたら、二つ返事ですぐに返金してくれました(契約後30日以内)。あっけないくらい。これもまた新しい商売のしかただなと感じました。


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