ブクステフーデ 『トッカータニ短調』・『プレリュードニ短調』
センター試験の後始末でバタバタしております。
ということで、今日もブクステフーデ翁におまかせします。
一昨日、昨日と、大バッハが影響を受けたであろう名曲を紹介しました。今日も2曲オルガン曲を紹介します。
偽作とも言われますが、バッハの代表曲として人気の「トッカータとフーガ」。原曲が無伴奏ヴァイオリンのためのものだという都市伝説もあります。まあ、たしかにバッハの作品にしてはちょっと薄っぺらいですよね。
もしかするとバッハ以外の誰かの作品かもしれませんが、いずれにせよ、当時最も有名なオルガニスト、作曲家であったブクステフーデの影響があったことは間違いありません。
私は次の2曲が特に「トッカータとフーガ」に影響を与えたと思っています。
まずはトッカータニ短調。それこそ「トッカータとフーガ」のトッカータ部分と似ていますよね。
「トッカータとフーガ」のフーガのテーマの原型は、次の前奏曲にちょっとその姿を垣間見ることができます。
イタリアで発達した即興的な楽曲トッカータが、ゲルマン人によって、いかにもそれらしく進化していく過程が分かりますよね。バッハによって、それは異常に(過剰に?)完成したのであります。
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