iOS版 『日本語大シソーラス−類語検索大辞典』 (ロゴヴィスタ)
昨日の日国に続き、結局購入してしまいました。
このシソーラスのすごさについては、13年前、書籍版が出た時に書きました(こちらの記事です)。
それ以来、いろいろなシーンでお世話になってきました。特に短歌を始めてからというもの、このシソーラスからはずいぶんいろいろな言葉を教えていただきました。
書籍版もパラパラめくる楽しみがあるのですが、なにしろ大冊なので持ち運びはできません。学校の図書なので、基本学校でしか使えませんでした。
しかし、パソコン版が出て、そしてこのiOS版が出まして、本当に「携帯」できるようになったのです。
もともと、編者の山口さんも言っているとおり、この大偉業はデジタルとの親和性が高いものでした。iOS版を使ってみて、本当にそうだなと再確認しているところです。
特に、昨日購入してた日国と連携させて、語義をすぐに調べられるのがいい(カーソルで語を選び共有から日国を選ぶだけ)。これは紙の本ではありえないことです。
そう、書籍版のたった一つの欠点は、語義を調べるのに別の辞書を引っ張り出す必要があったことなのです。
紙の本の良さもたしかにありますが、たしかに日国やこのシソーラスのような大冊に関しては、携帯性はもちろん、その使い勝手、機能の豊富さからしても、圧倒的にデジタルの方が優れています。
実際、辞書の中身、すなわち人力で集められたデータたちが、その能力と魅力をより発揮するために、それらの間の見えないご縁を作るという意味において、やはりデジタルは非常に優れた機能を持っているということですね。
短歌を作るのは、案外出先ということが多い。ですから、そんな時、このシソーラスと日国で、私も私の人知を超えた言葉たちのご縁を頂戴しようと思います。
そういうのを「ずるい」と感じる人もいるようです。自分の能力じゃないんじゃないかと。いや、もともと自分は自分ではありませんから。縁起しているのですから。
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