加速する人生
師走に入りました。俗説のとおり、教師であるワタクシはたしかに走らずにはいられないほど忙しい。
今年は公私ともに忙しかったため、本当に時間が早く過ぎました。
皆さんもというか、人類のほとんどが体感しているように、年をとると時間が早く進むようになります。
これがなぜなのか、今までもいろいろな解釈がなされてきました。たとえばこの記事などよくまとまっていますよね。
なるほど、たしかにありそうな話ではあります。
しかし、私はちょっと違った解釈をしておりまして、最近はそれを証明しようと企んでいるところです。
時間というのは、目に見えない、触ることができない、いわば「情報」に近いものだと思います。
物体の質量に比例して引力が大きくなるのと似て、私たちの脳内に情報が増えると、「情報引力」も大きくなり、流入してくる情報量も増えてきますし、まるでブラックホールが物質を飲み込むように、情報の流入スピードも早くなってきます。
その、情報の流入スピードこそ、私たちが感じる「時間」であると考えるのです。
もちろん、こんな説は地球上には存在しません。あくまで宇宙人の「時間観」であります(笑)。
しかし、地球人にとっても、おそらくは「忙しい」というのは「情報流入過多」の状況を言うのでしょうし、大人になると、蓄積されている「情報質量」も大きくなっているというのは、なんとなく実感としてあるのではないでしょうか。
最近ウチの父親はボケてきていまして、蓄積されていた情報がダダ漏れになり、また新しい情報の流入も巧みにやりすごしているように見えます。今度確かめてみようと思うのですが、たぶん今の父にとっては、時間は昔よりゆっくり流れているかもしれないし、あるいは時間の流れすら感じていないかもしれません。ちょっとうらやましいかも(笑)。
ま、私はもう少し大人として頑張らねばならないので、自分の加速する人生について、このように考えるようにしています(方便)。
「普通走り続けていると疲れてだんだん速度が落ちるものだ。それなのに日々加速するなんて、オレっすごいな!」
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