ペヤング カレーやきそばプラス納豆 (まるか食品)
すっかり定期的なネタになった感のある「ペヤング」新作紹介。
一時期の「Gショック」からすっかり立ち直り、安定した快走を続けるペヤング。もうすっかり日本のB級食文化として定着していますね。
この会社の面白いところは、以前も書いたとおり、いわゆる無印「ペヤングソースやきそば」を安定的長期的不変的に供給しつつ、比較的短いサイクルで消えていく新商品、それも非常に挑戦的な新商品を、まるでシャレを楽しむかのように開発提供しているところですね。
盤石の伝統芸があるからこそ、遊びや進取の精神が生まれる。これぞ本来の伝統文化伝承団体のあるべき姿であります(マジ)。
さてさて、先月末に発売されたこの新商品「カレー焼きそばプラス納豆」。昨日初めて食べてみました。うん、これは上手に仕上げてきましたね。
ちなみに、この「ペヤング+カレー+納豆」という組み合わせ、ワタクシは30年以上前からずっとやってきた、それこそ「伝統芸」であります。この前も、無印ペヤングにボンカレーとひきわり納豆をぶっかけてかき混ぜて食べたばかりです。
私はもともとペヤング好き、カレー好き、納豆好きでしたから、当然自然な形でこのような食文化が形成されたわけです。そう、ペヤング1箱だと、食事としてはちょっと足りないじゃないですか。それで、大盛りカレーをぶっかけて、納豆も2パックとかぶっこむ。違う言い方をすると、米を炊くのが面倒なので、米代わりにペヤングを使っているというのも事実。一人暮らしだとこんな感じですよね。
もちろん、このような嗜好や食環境を持つ日本人は他にもたくさんいらっしゃるでしょうから、ワタクシのオリジナルであるとは言いませんが、少なくともまるか食品さんの「新発見!」よりも30年以上早く「発見!」していたのは事実です(笑)。
で、この「新発見!」カレーやきそばプラス納豆ですが、なかなか上品に仕上がっています。カレー味も納豆味も比較的控えめで、もちろん分量も増えるわけはないので、自分的納豆カレーやきそばを食してきた者としては、ちょっと物足りない感じもしました。
いや、あまりに大雑把な邪道グルメと比較してはいけませんね。一つの作品としてはなかなか良くできていると思います。あのペヤング的甘ソースの風味もちゃんとしましたし。
そうそう、ワタクシ流の納豆カレーやきそばですが、あのペヤングソースを入れるのかという質問を受けそうですね。はい、もちろんちゃんと入れます。青のりも調味パウダーも。そりゃ入れますよ。
あと、こういう食べ方もしますね。まず、お湯を入れる前に「生」で麺を少しかじる。そして普通に作る。正調ペヤングを三口ほど楽しんだのち、レトルトカレーと納豆をぶちこんで混ぜ混ぜする…ああ、こう書きながら食べたくなってきちゃった(笑)。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- 『彼岸花』 小津安二郎 監督作品(2024.06.16)
- KOSelig JAPAN cafe(コーシェリジャパンカフェ) 福岡二日市店(2024.05.03)
- TAXIめし リターンズ(ミヤテレ)(2024.04.04)
- 東洋軒のブラックカレー(2024.03.28)
- 味の素は悪魔か?(2024.02.23)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- いかりや長介と立川談志の対話(2024.08.19)
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 全日本プロレス祭 アリーナ立川立飛大会(2024.08.17)
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
コメント