【討論】日本強靭化会議 (チャンネル桜)
今日、期待された経済学賞の発表があって判明しましたとおり、今年のノーベル賞は純粋な日本人の受賞はなし。
何人か期待された人はいたんですけどね。残念です。まあ、文学賞のカズオ・イシグロさんは、日本人と言えば日本人ですが。
ここのところ日本人科学者の受賞が続き、科学立国日本の復活かと思われましたが、ちょっといやな流れになりそうな気配ですね。
というのは、科学者の間では、日本の科学界の未来は暗いと言われているからです。実際、何人かの知り合いから、「とにかくお金がない」という話をよく聞きます。そして、その結果、時間がない、人も足りないと。
そのあたり、研究者の抱える現代的悩み、そして未来的憂いがはっきり現れていたのがこの討論です。
今回のメンバー、なかなかすごいですね。誰がどうやって集めたんだろう。
河添恵子(ノンフィクション作家)
小池淳司(神戸大学大学院教授)
澤田哲生(東京工業大学先導原子力研究所助教)
高橋洋一(嘉悦大学教授・「政策工房」会長)
藤井聡(京都大学大学院教授・内閣官房参与)
松原隆一郎(東京大学大学院総合文化研究科教授)
山下了(東京大学素粒子物理国際研究センター特任教授)
司会:水島総
このメンバーに堂々と入っている河添さんもすごいですね。
それにしても藤井さん、よくしゃべるなあ。テレビ慣れしている藤井さんと髙橋さんがほとんど喋っているという感じ(笑)。
「投資」をどのように捉えるか。未来学的に考えることができるか。そこですね。特に財務省の発想を変えることができるのか。
iPSの山中さんみたいに(山中さんでさえ!)、民間から「投資」を募るしかないのでしょうか。
これは本当に憂慮すべき事態です。強靭化どころか弱体化ですよね。弱体化会議をしているのはいったい誰なのか?
それから、今回の討論で特に素晴らしかったのは第3部でしょう。原発の問題について、非常に理知的な討論がされている。決して感情的ではない。原発反対派には、少なくともこの討論の内容を理解した上で反対してほしい。
私も未来的には、今の原発、すなわち核分裂反応炉発電はゼロにしたい。核融合炉の実現に期待をしています。
とりあえず現在の経済の状況、国際状況においては、原発の再稼働は必要と言わなければなりません。
希望の党らの「原発ゼロ」は、ある意味私たち国民をバカにしています。
リスクとリスクを天秤にかける…その勇気も必要でしょう。なんでもリスク回避社会からの脱却は可能なのか。学校もそうなっていますよ。人生自体もそうなっている。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」だったら虎穴に入らないという選択肢しかないわけです。
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