大規模太陽フレア発生
昨夜、X9.3の大規模フレアが発生しました。あさっての午後あたりに、太陽嵐が地球に到達し、なんらかの影響が出そうな気配です。
なんとも象徴的というか…北朝鮮で水爆実験が行われ、ついで電磁波兵器についての言及があった矢先ですからね。
言うまでもなく、水爆のエネルギー発生原理は太陽と同じ核融合です。そして、北朝鮮の言う電磁パルス兵器(EMP)の原理は太陽嵐と同じです。
あまりのタイミングの良さに驚きました。ひな型でしょうかね。それとも本家が怒ったのでしょうか。
1989年の太陽嵐による磁気嵐の被害は甚大でした。特にカナダのケベック州の大規模停電は、電気に依存している私たち現代人に警鐘を鳴らしたと言えましょう。その時のフレアの規模はX15。
今回よりも大規模でした。一方、2003年のフレアは観測史上最大級のX28でしたが、特に大きな被害はありませんでしたから、単純にフレアの規模だけで地球への影響を予想することはできません。
フレアが起こった場所、放射線の放出方向、コロナ質量放出の有無なども考えに入れる必要があります。今回のフレアについては、私自身は時間がなくて分析していません。専門家の分析を待ちたいと思います。
それでも巨大な自然現象ですから、予想外のことが起きるということも想定しておかねばなりません。ケータイがつながりにくい、GPSにずれが生じる程度ならいいのですが。停電は厄介ですよね。
明日の午後以降に備えて、とりあえずは電子機器の充電はしっかりしておいた方が良いでしょう。
一方、電磁パルス兵器の脅威について考える機会ともすべきです。戦争のあり方は70年前とは大きく変わっています。ある意味高次元になっている。情報戦、電磁波戦、AI戦。
まあ、そんな人間の荒魂なんて、太陽の荒魂に比べれば、塵みたいなものですけどね。
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