バリ島アグン山が噴火間近?
アグン山が噴火しそうだとのニュースが。
アグン山はバリ島の最高峰。3000メートルを超える成層火山で、東側から見ると、写真のように富士山そっくり。
アグン山は私が生まれる前年(1963年)から大規模な噴火をし、1000人以上の犠牲者が出ました。その時の噴火は火砕流や泥流を伴い、その噴出物量は富士山の宝永の噴火と同レベルだと言われています。
それから50数年が経ち、再び同レベルの噴火を起こしそうな気配です。前回の経験を活かし、山麓に住む4万人近い住民が避難をしたということです。
1963年の噴火の様子が記録されています。
これを見ると山頂噴火だったことがわかりますね。そういう意味では側火山噴火であった富士山宝永噴火とはちょっとタイプが違います。
動画の後半にも出てきますが、バリ島ではアグン山は神の山。アグンとは「火の神の山」という意味だそうです。信仰の山なのですね、富士山と同じように。
1963年の噴火は、住民が山の神への祭祀を終えたすぐあとに発生したそうです。富士山で言えば、火祭りの終了直後という感じでしょうか。何らかの理由で、荒魂の鎮めることができなかったのか。
ここのところ、メキシコの地震、バヌアツの地震、そしてバリ島アグン山の火山活動と、Ring of Fire(環太平洋火山帯)が元気です。
日本ももちろんその環の一部。特に火山が集中している地域です。
ここのところ、1年近く、富士山のラドン濃度が高めで、なかなか収束しません。これは大きな地殻変動や火山活動、それもやや遠いところの動きを捉えているものと推測されます。
はたして、次に日本を襲う災害はどのようなものになるのか。
外国での荒魂の発動を、対岸の火事とは考えず、自らのすぐ隣で起きたこととして、充分すぎる対策、心構えをしておくべきでしょう。
とりあえずは、アグン山の活動に注目しなければなりません。富士山を代表とする日本の火山も、いつこのような状況になるか分かりません。それこそ「他山の石」に学ぶべきですね。
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