メキシコでM7.1
ついこの前、メキシコでM8.2・秋田で震度5強という記事を書いたばかり。そのチアパス地震の余震と考えるには、あまりに震源が離れている今回のプエブラ地震。
地図で見ますと500キロほど離れていますから、東京と大阪ほども離れています。これは誘発地震と捉えた方がいいかもしれません。
震源が首都メキシコシティーに近かった分、被害はチアパス地震よりも大きくなっている模様です。
日本の感覚で言いますと、紀伊半島沖でM8.2が発生し、その2週間後くらいに神奈川でM7.1が発生したという感じでしょうか(あくまでイメージです)。
それも関東大震災の日、すなわち防災の日に二つ目の地震が発生したという状況。すなわち、プエブラ地震は、32年前1985年のメキシコ大地震の日に発生したのです。これはあまりに皮肉な偶然です。
32年前のメキシコ地震はメキシコシティーの西側の太平洋で発生しました。マグニチュードは8。メキシコシティーを長周期地震動が襲い、全壊3万棟以上、死者1万人を出しました。
その教訓を忘れないように、避難訓練などをしている最中、本当の大地震が発生したわけですから、これは本当に驚きとしか言いようがありません。
この前の記事にも書いたように、メキシコでの地震は決して「対岸の地震」ではありません。環太平洋火山帯(造山帯)として考えれば、日本も全く同じ環境にあるとも言えます。
このように短期間で大規模な地震が、やや離れたところで発生することもありうるということを、私たちも意識しなければなりませんね。
いち早い行方不明者の救出と復興を祈ります。日本からも救助チームが派遣されることでしょう。
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