ウエイン・W・ダイアー博士 スピリチュアル・インタビュー
昨日の続き。自己実現、自己超越とは何か、私たちに分かりやすく説いてくれるのが、マズローの弟子の一人であるウエイン・W・ダイアー博士です。
自己とは、エゴとは、そしてソース(源)とはなんなのか。奇跡とは、シフトとは…。
ダイアーはさまざまな質問に、常に的確に、多くの引用や比喩を用いながら私たちに答えてくれます。
その答えは実にシンプルです。もちろんシンプルだからといって、その実現が簡単だというわけではありません。単純なことこそ難しいというのは、私たちは経験的に学んでいます。
そして、私たちは困難であるとすくにあきらめてしまいます。結果として、より複雑な世界で苦しむことになります。
「シフト」は悟りに近い言葉です。複雑な世界から、よりシンプルな世界に進んだ瞬間のことを言うのかもしれません。
このインタビューでダイアーが語っていることは、彼の贈り物のほんの一部ですが、それでも私たちは実に大きな恩恵を受けることができます。
今日もあるクラスで生徒たちに話しましたが、ようやく科学の世界が宗教の世界に近づいてきた。
ちょっと笑い話的に話したんですが、理系の方が文系よりもずっと遅れてると。
生徒たちはもちろん逆だと思っている、すなわち理系の方が最先端、未来的だと思っていますから、しっかり笑ってくれました。
考えてみて下さい。今までの科学は、せいぜい物質と情報の次元でしか思考してきませんでした。そういう意味では、すでにあったものの発見しかしてこなかった。それはまるで考古学のようなものです。
もちろん、その発見を組み立てなおして、新たな物質を作ったり、未来を予測したりはできます。しかし、はたして、その「新しい」何かは、本当に新しいものなのでしょうか。本当にこの世に存在しなかったものなのでしょうか。やはり、発見されていなかっただけではないのか。神はすでに創造していたのではないか。
そう考えると、文系の多くの学問や芸術というのは、古くからちゃんと意識の世界の研究をしてきたわけで、発見よりもより創造的なことをしてきたとも言えます。
だから、文系の方が偉いんだよと、自分が理系をあきらめて文系に転向したことを含めて、半分冗談話として語りました。
皆さんはどう考えますか。
ダイアーの話を聴いていると、たとえばそういった理系、文系などという分け方さえもつまらないものに感じられますね。
私は独自の「モノ・コト論」を勝手に構築して、それをもって世の中の全てを観ているのですが、なるほど、最終目標はモノとコトの統合する世界、ただありのままの存在の世界に到達することなのですね。
これからダイアーの本を何冊か読んでみたいと思います。
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