ジェフ・リン&リチャード・タンディ 『ELOアコースティック』
おととい二つのXanaduで、めちゃくちゃ健在なところを紹介した今年70歳になるジェフ・リンですが、今日は、ちょっと前にELOの盟友キーボーディストリチャード・タンディと共演した様子をお聴きいただきましょう。
ジェフ・リンはELOをいったん解散後、憧れのビートルズのメンバーやボブディラン、トム・ペティ、ロイ・オービソンらと仕事をし、ある意味本人の夢を見事にかなえたわけですが、近年はそのような活動を経たのち、自らの若かりし頃の音楽をよく演奏するようになりました。
これは単に世間がリバイバルを望んでいたというだけでなく、ジェフ本人が、自らの若かりし頃に対してリスペクトを持っていることを表していると感じます。
セルフカバーする際、アレンジにもあまり手を入れないこと、歌い方もほとんど変えないことからも、それがよくわかります。その最たるものが、2012年に出した再録音ベストでしょう。ほぼ完コピ。自分の作品を完コピ。セルフ完コピ。これってすごいことですよね。そういえば、日本でも最近イエモンがセルフ完コピベストAmazon THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST を出しましたね。
年をとると、若い頃の自分が懐かしいだけでなく、「今」ない魅力、感性を持っていることに気づき、ちょっとしたファン的な視点から見直してみたりするんでしょうかね。面白いですね。
私もそろそろそういう年齢ですから、昔の恥ずかしい日記でも引っ張り出してみよかな(笑)。詩や曲もたくさん作ってたしな。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、そんなジェフが盟友リチャードと、これもまた決して奇をてらわず、ほとんどそのままアンプラグドで演奏しているのが上の動画です。
いいですねえ、なんともいえない懐かしさと新鮮さ。音楽というのは本当に時空を超えます。やはり高次元での出来事なんですよね。
それにしても、すごい人たちがコメントしてますねえ。ロック界はおじいちゃんたちが元気だ!
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