やりすぎ都市伝説 『昭和史を裏で動かしていた安岡正篤』
昨日の安岡正篤について、中田敦彦さんがプレゼンしております。
あっちゃん、しゃべり上手いですよね。教員としては見習わなければなりません。
「黒幕」という意味では、安岡よりももっと知られていない人がたくさんいます。昨日も登場した仲小路彰もそうです。
このあっちゃんのプレゼンのごとく5分で、たとえば仲小路を一般の人たちに興味を持ってもらうにはどうすればいいのか。考えるだけでも恐ろしい(笑)。けれども、いずれそういうこともしていかねばならないでしょう。
安岡の言うとおり、生前においては「無名有力」というのは事実だと思いますが、没後において無名の偉人の業績を世に活かすには、当然それを学問的な研究対象にしなければなりません。
そういう意味で、安岡は生前から「有名」であったとも言えます。彼を中心とした勉強会などがありましたし、没後も複数の研究会があり、また著作もほとんど全てが出版され、研究者による安岡本も多数書かれ、ベストセラーになってもいます。
その点、たとえば仲小路に関しては、全貌はおろかその一部分さえもいまだ闇の中です。そのまま忘れ去られてしまうことは人類の未来にとって大きな損失となるでしょう。
生前の仲小路を知る人の中には、本人は没後も表に出ることを望まないだろうと言う方もいらっしゃいますが、多くの歴史的偉人がそうであったように、遺された情報については、御本人の生前の意思から独立し、多様な視点からの解釈にさらされて、そうして現代的、未来的意義を獲得していくものです。
芸術作品と同じですね。よく言われるように、作品が作家から親離れして成長していく。そういうものだと信じます。
はたして、仲小路彰が民放のバラエティ番組に登場する日は来るのか!?まずはNHKスペシャルかなあ。とりあえずあっちゃんに知らせてみましょう。
さて、あっちゃんのプレゼンをついでにもう一つ。伊集院光ナイスです(笑)。
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コメント
「生前の仲小路を知る人の中には、本人は没後も表に出ることを望まないだろうと言う方もいらっしゃいますが、多くの歴史的偉人がそうであったように、遺された情報については、御本人の生前の意思から独立し、多様な視点からの解釈にさらされて、そうして現代的、未来的意義を獲得していくものです。」・・・といって断定されていますが、もしかして自己正当化の独善的解釈に過ぎないかもしれません。さらに「仲小路彰が民放のバラエティ番組に登場する日は来るのか!?まずはNHKスペシャルかなあ。とりあえずあっちゃんに知らせてみましょう。」・・やっぱり、こういうセンスですか???
投稿: 樋口重喜 | 2017.07.07 21:59
樋口さん、コメントありがとうございます。
そう、まったくその通りのセンスなのですが、何か問題ありますか?
もし私のような何の影響力もない人間の戯言がご心配なら、ご自身が正しいと考える仲小路顕彰をされてはいかがでしょう。
ぜひお願いしたいのですが。
このままでは遺産が朽ちてしまいますよ!
もうそろそろ限界です。
というか、純粋に樋口さんからいろいろ教わりたいのですが…。
投稿: 山口隆之 | 2017.07.07 22:08