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2017.06.23

大田實少将 『沖縄県民斯ク戦ヘリ』

Th_2017062300014031houdouk0001view 後72年の沖縄慰霊の日。沖縄戦終結の日です。
 沖縄戦で命を落とした兵士、そして一般市民の方々のご冥福をお祈りいたします。
 今日はこの日にちなみ、あらためまして大田実少将(当時)の残した言葉について想いを馳せてみました。
 ご存知でしょうか。大田実少将自決前の電文。原文はこちらでご確認ください。
 末尾の「沖繩縣民斯ク戰ヘリ 縣民ニ對シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」。現在の沖縄の様子を見たとしたら、大田実中将(没後中将に昇格)は、いったいどのようにお思いになるのでしょう。
 大田中将の娘さんたちは、辺野古で「平和運動」をする方々の姿を見て、父は喜んでいるだろうとおっしゃっていました。
 はたして、そうなのか、これは確かめようがありません。
 ほとんど知られていませんが、戦後の沖縄返還や海洋博に、仲小路彰が果たした役割は大変大きい。仲小路は大田中将の「県民に対し後世特別の御高配を賜らんことを」の気持ちに最大限に応えようとしたのでしょう。仲小路彰は海軍と格別に深い関係にありましたから、当然この電文を知っていたと考えられます。
 さて、以前チャンネル桜で放送された動画を紹介します。将旗がアメリカから返還された時のものです。こうした、魂のこもる「モノ」が日本に、沖縄に帰ってきたことには、大きな意味があると思います。

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