渡辺大明神と歴代総理たち
昨日、初めて拝殿の中に入らせていただきました。下吉田の「渡辺大明神」。3000件近くある下吉田(旧瑞穂村)地区の渡辺氏をまとめる氏神さまです。
福地八幡宮といういわくつきの(宮下文書に関わる)神社に合祀されたという関係上、その縁起にはいろいろと難しい問題があるのですが、とりあえずは渡辺氏の始祖であるかの渡辺綱を祀っている神社ということにしておきましょう。
2年前の吉田の火祭りの日 に、今、時の人である安倍昭恵さんをお連れしました。というのは、この神社には岸信介、佐藤栄作ご兄弟、すなわち安倍首相の祖父と大おじ揮毫の扁額があるからです。
そして、今日ウワサには聞いていましたが、さらに二人の総理大臣経験者の書が奉納されていることを確認しました。
なぜ、この田舎のマイナーな神社に、4人もの総理大臣が書を奉納しているのか。
宮下文書、福地八幡宮にゆかりのある不二阿祖山太神宮さんの作った資料をご覧ください。
どうですか。すごいですよね。不思議としか言いようがありません。ちなみに「内閣総理大臣 岸信介」の文字は、かの書家、榊莫山先生のものです。
一つ分かっているのは、田中角栄と同期の新潟出身国会議員、渡辺良夫という方が佐藤派に属し、そして第二次岸内閣で厚生大臣をやっているんです。その渡辺さんがなぜかこの渡辺大明神を崇敬していた。おそらくは渡辺氏のルーツなどを調べているうちに、山梨県富士吉田市下吉田に渡辺氏がたくさんおり、そして渡辺大明神という神社があることを知って参拝したのでしょう。
そこでなんらかのパワー(おそらくは渡辺綱のパワーと、宮下文書にまつわる富士高天原のパワー)を感じて、すっかりはまってしまったと。そして、佐藤さんや岸さん、さらには自民党の後輩の中曽根さんや細川さんにも紹介したのではないでしょうか。
渡辺良夫さんについては、まだまだ調べが進んでいないので、これからまた何か分かったらここで報告いたします。
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