隠れ共産党?
私のことを自民党シンパ、安倍政権支持者だと思っている方が多いようです。実際はそんなに単純な話ではありません。というか、首相には直接?かなりモノ申していると自負しています。草の根も大事だけれど、トップを動かさなければ世の中は変わらないというのが持論ですので。
それから、日常的に共産党の方とも親しくおつきあいさせていただいていますし、そのことも総理に公言しております。近く左派のある会合で憲法改正についてお話させていただく予定ですし。
実際、保守、革新とか右左とかではなく、現実と理想という未来哲学的捉え方をした場合、現在の政党の中でアウフヘーベンすべきは、自然と自民と共産ということになるでしょう。民進なんてのは問題外。社民に至っては…(笑)。
このブログでも何度も書いてきたとおり、共産党はあくまでも「日本」共産党であり、またその歴史的変節を見ると(特に最近の動きはすごいですね)、ほとんど「原始共産党」という超保守政党になっていくような気さえします。
そのあたりをとらえての、昨年の「表現者」での小池晃さん、西田昌司さん、西部邁さん、富岡幸一郎さんの座談会は実に面白かったですね。
それを「リベラル保守」の中島岳志さんが上手にまとめてくださっているので、引用させていただきます。ちなみにこの要約は、上の「とことん共産党」で熱弁を奮っている岡山大学大学院教授、小松泰信さんのコラム"隠れ共産党"宣言からのコピペです。
(1)自公政権が親米・新自由主義へと傾斜する中、それに抵抗する両者(保守と共産党)の立ち位置は限りなく接近している。
(2)西部も西田も、現時点においては自民党よりも共産党の方が保守思想に近い政策を説いていることを認め、率直な評価を表明している。
(3)民進党は、共産党の政策を取り込むことによってこそ、本来の保守へと接近するという逆説が存在する。
(4)トランプ政権誕生は思想の地殻変動を加速させる。「左」と「右」という二分法はリアリティーを持たなくなっている。
(5)野党共闘による合意形成こそが、ネオコン・新自由主義勢力に対する代案となる。
面白いですねえ。私の実感、そして考えにかなり近い。このメンバーでこういう議論ができるようになったのですから、まあ時代は変わりましたよ。それにしても小池さんこの中に堂々と入っていくんだから、なかなか立派ですよね。小池さん面白いしカワイイし好きです(笑)。
ちなみに小松さんのコラムについて、農業政策、JA問題については、私もほぼ同意しますので、なるほど、私も「隠れ共産党宣言」しなくちゃいけないのかな。家の中では「家庭内左翼」とか言われてるし(笑)。
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