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2017.05.26

『論戦「女性宮家創設」 公務負担と皇統の継続』 (BSフジ プライムニュース)

Th__20170601_105257 に難しい問題ですね。このまま行けば悠仁親王が即位した時、公務を補助する皇族がいなくなる可能性がある…。
 有史以来初めてと言っていい、このような意味での皇統継続の危機でもあります。
 この問題の難しさの理由はいろいろあるのですが、やはり私たち国民としての難しさは、天皇陛下や皇族の皆様がこのことについて、どのようにお考えなのか分からないというところではないでしょうか。
 このたびの「譲位」の問題についても、保守派の中でさえ意見がまとまらないどころか、ほとんど喧嘩のような状態になり、また結果的に良かれと考え絞り出した案について、実は天皇陛下や皇族の方々が不快感をお示しになったという「ウワサ」までも伝わってきました。
 ちなみに私は女性宮家の創設には完全に反対ではありませんが、やはりその前に旧宮家の復活が先だと思いますね。
 女性宮家が女系天皇につながるという意味で反対する方が多いようですが、それこそ皇室典範や、あるいは憲法の解釈、あるいは改正をもって男系を守ればよいと思います。
 もっと言ってしまえば、皇統というのは「血筋」だけの問題ではありません。私は「文化」というものを重視しています。皇室と一般社会を一緒に語るのは不敬にあたるかもしれませんが、さまざまな組織の継続の在り方を考えると、その「文化」の意味がわかってくると思います。
 私は、いろいろな事情から、有栖川家、高松宮家に興味を持っています。ご存知のとおり、両家とも男系男子に恵まれず断絶してしまいました。
 高松宮家は、先に断絶した有栖川家の「文化」を継承しました。しかし、残念ながら高松宮家も断絶。では、有栖川家の「文化」は絶えてしまったのかというと、そんなことはありません。いくつかの形でちゃんと継承されています。その継承者一つが秋篠宮家です。また、民間のある宗教団体系統にも継承されています。
 そういうことも含めての「皇統」であると思うのです。だから具体的にどうなのかというのは、今は述べるべきではありません。ただ、そのようないわば「霊統」というのも考えに入れないと、たとえばこの番組の議論のようなことになってしまうと思います。
 天皇は高次元の存在なのであり、私たちの日常的な言語では語りきれないわけです。だから、実に難しい。

動画はこちら
 

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