テレマン 『ヴィオラ・ダ・ガンバとオーケストラのための組曲』
G. Ph. Telemann - Suite in D-major for viola da gamba and orchestra TWV 55: D6
ここのところテレマンの音楽を聴くことが多い。この時代になってテレマンが再評価されているようで、どんどん新しい録音が発表されています。それでも3000曲超とも言われる全貌はまだまだ見えません。
今日紹介するのは、私が学生時代から大好きだった曲です。コレギウム・アウレウムの古い録音があったのに、その後あまり録音されなかった名曲です。
テレマンはこうした協奏的組曲をたくさん書いていますね。正直、テレマンは純粋な協奏曲、いわゆるイタリア様式の楽曲はあんまりよろしくない(笑)。やっぱりフランス趣味だったんでしょうね。フランス風組曲にはいい曲が多いですよね。この曲もその一つです。
冒頭、序曲のメロディー、和音進行が格別ですね。モダンです。そして、ヴィオラ・ダ・ガンバという、その時代には骨董品になりかけていた楽器に新しい可能性を与えています。これはチェロで弾いても面白くない。
上に紹介した動画は、ええと、ポーランドの楽団でしょうかね。古楽演奏も本当に世界中に浸透しましたね。なかなか軽快な楽しい演奏です。ガンバの人、うまいな。
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