PYRAMID 『The Best』
ここ最近、家庭内で国産フュージョンがブームです。車での旅のお伴はだいたい国産フュージョン。
私やカミさんにとっては懐かしい青春時代、あるいはバブル時代を思い出し心地よいし、子どもたちにとってはオシャレで新鮮な音楽体験となっているようです。
本場のフュージョンもいいのですが、やはり日本独特の「分かりやすさ」がいいですね。子どもたちにとっては、のちのアニソンやゲーム・ミュージックにも重なってくるところがあるし、ホームセンターのBGM的な日常感もある(笑)。
今でも現役バリバリのカシオペアやT−SQUAREはもちろん、高中正義、渡辺香津美、渡辺貞夫、MALTAといった大御所、さらにはスペクトラムなどの伝説のバンドも、今聴くといろいろ分かるところもあり、私も改めてフュージョンの楽しさを味わっているところです。
さて、そんな中、古典的かつ最新のフュージョンと言えば、やはりPYRAMID(ピラミッド)でしょうね。元CASIOPEAのドラマー神保彰さん、元T−SQUAREのキーボーディスト和泉宏隆さん、そしてワタクシ的には松田聖子の「あなたに逢いたくて」の名アレンジでお世話になった(演奏させていただいた)ギタリスト鳥山雄司さんの三人が結成したピラミッドでしょう。
特にこのベスト盤はいいですね。21世紀のフュージョン。技術は言うまでもなくセンスが抜群に良い。
ベースがいないので打ち込みの曲もありますが、それはそれでうまく生かしてますね。未来的な音がしている。デジタルとアナログの融合としては最高の実例でしょう。
葉加瀬太郎さんのヴァイオリンをフィーチャーしたラプソディー・イン・ブルーの動画をご覧ください。淡々と3人の演奏ぶりを撮しているのですが、それがいいですね。思わず見入ってしまいました。
ぜひ新しいアルバムを!
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