ケルビーニ 『対位法とフーガ講座』 (小鍛冶邦隆訳)
昨日に続きまして、今日は東京で演奏会。こちらも大盛況で、私自身も楽しく演奏させていただきました。
今回初めて演奏する機会をを得た作曲家がルイージ・ケルビーニ。名前はなんとなく知っていましたが、どの時代のどういう作曲家だったのかは、正直知りませんでした。
で、いろいろ調べていると、対位法の本を書いていることが分かりました。なんでもパリ音楽院、英国王立音楽院で教科書として採用されたとか。
そして、近年日本語訳版も出たということで、さっそく見てみてました(読むというより見る)。
なかなか興味深い内容ですね。ある意味対位法の全盛期は終わったはずの時代に、こうして教科書的な本が出るなんて面白いですね。
というか、結局のところ、その後のホモフォニーの流れの中でも、対位法は重要な基礎となっていたということですね。まあ、もちろん、ポリフォニーが複雑な和声を自然発生的に生み出していったわけですから当然といえば当然であります。
このケルビーニの「教科書」、ショパンも参考にしたとか。なるほど、ショパンもちゃんと対位法学んでいたんだ(当たり前か…笑)。
YouTubeに譜例とその実音化動画がありましたので、こちらからいろいろ聴いてみてください。きれいですね〜。
私も久しぶりにフーガでも作ってみるか。
Amazon 対位法とフーガ講座
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