『アジアを救った近代日本史講義』 渡辺利夫 (PHP新書)
戦前のグローバリズムと拓殖大学
今日はこの本の著者の渡辺利夫さんにお会いする機会を得まして、1時間ほど熱い熱い対話をさせていただきました。
この私にとって望外の幸運に出会えたのは、まさに2週間前に読んだこの本のおかげさまであります。
仲小路彰の「グローバリズム」を学んでいる私が、なんとなく「戦前のグローバリズム」という言葉に惹かれ手に取ったのがこの本。
拓殖大学の総長も長年務められ(現在は顧問)、また多くの団体の重要なポジションにおられる渡辺先生は、私からすると雲の上の人物。純粋に本の内容も素晴らしく勉強になることばかりだったのですが、その中になんと、仲小路彰が主宰していた「スメラ学塾」の文字があるではありませんか(文中では「スメラ塾」となっていました)。
ジャワでの宣伝戦で活躍した、拓殖大学出身の若林光也さんらの活躍ぶりが紹介されていました。ジャワという文字を見て、ふと思い出した文献があり、家に帰って確認してみると、なんとまさに若林さんらの宣伝工作部隊に関する文書があるではないですか。
驚きのあまりに、先週さっそく渡辺先生が理事長をされている地元山梨総研を突撃力で訪れて、結果今日のこの邂逅に一気にこぎつけてしまいました。普段お忙しく、なかなか故郷である山梨においでになる機会のない渡辺先生が、ちょうどお仕事でいらっしゃるというのですから、完全に目に見えない力が働いていますね。
さあ、実際にお会いしてじっくりお話させていただいたのですが、いやあ本当に想像以上に魅力的な立派な先生でいらっしゃいました。私のようなどこの馬の骨かも分からぬ者の話を、メモを取りながら一生懸命聞いてくださり、大変有用なアドバイスも多数いただきました。本当に大感謝であります。
今度また飲みながら(笑)ゆっくり話しましょうとおっしゃってくださり、本当に今後の未来的発展に明るい希望を与えていただきました。ありがとうございます!
それにしてもこの流れはなんなのでしょうか。全く無駄がないこの流れ。これは大きなことが動き出しますね。皆さんも期待していてください。日本はすごいことになりますよ、きっと。私も微力ながら頑張らせていただきます。
悠々として、急げ…です。
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