『大川隆法の霊言―神理百問百答』 米本和広・島田裕巳 (JICC出版局)
今こそ復刊を願う名著(?)。
今から25年前の本ですが、基本的なことは何も変わっていませんので、ぜひとも皆さんに読んでいただきたい。
「〜の霊言」シリーズのパロディで、大川隆法自身の守護霊を降ろしてしまった本。本人のホンネが聞けて実に面白い。
私の、教団、教祖に対する考え方も四半世紀前から変わりません。申し訳ないが笑ってしまう。しかし、それがこうして生き残り、成長し、ワイドショーネタとなり、政治ネタとなるというのも事実でして、それは私が研究している大本、出口王仁三郎についても全く同じことが言えます。
昨年、歴史学者の伊藤隆先生にお会いした時にも申し上げましたが、私はそうした民衆の裏の歴史に興味があるのです。なぜ、こんなバカげたこと、嘘っぱちに民衆は踊らされ、そしてその影響もあってか、政治家や実業家、軍人や皇室までが動かされ、事実としての歴史を紡いでしまうのか。
そう、ある部分では「笑えない」わけですし、もしかすると、向こう側の世界が正しくて、こっち側が間違っているのかもしれない…。
そういう可能性も含めて、私は宗教に対しては常に冷静でいたいと思っております。いちおうかつて新宗教研究会の会長でしたし。 今は「地獄で会おう会」会長(笑)。
そう、だいたいの宗教は「天国」「極楽」を目指し、「地獄」に行かないためのものですから、「地獄で会おう会」に入っていれば、絶対に宗教に勧誘されることはありません。最強でしょ(笑)。
この本では、やはり仏教のほかに、やはり出口王仁三郎や高橋信次の影響が語られています。まあその通りでしょう。現代の新々宗教で両者の影響を受けていないところはありませんよ。
そのあたりにかなり詳しくなってしまっているワタクシ、おそらく「教祖」になるくらい簡単にできます(笑)。しかし、できるけれどもやらないところが、私の信仰心なのです(なんてね)。
ところで、昨年公開された「金正恩の霊言」ですが、なんだかこれを聴くと金正男暗殺もさもありなんという感じですよね。なんだかんだ言ってトランプ当選も予言しているし、やっぱり大川隆法先生は、ワタクシと同じくらい立派な霊能者のようです(笑)。
Amazon 大川隆法の霊言
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