ELO 『Standin' In The Rain』
あらためて自分に最も影響を与えた音楽(曲)は何か考えてみました。ビートルズ、バッハ…いろいろなジャンルの大御所の名曲も頭に浮かびますが、最終的に到達したのが、なんとこの曲でした。
たしかに、ロックとクラシックを結ぶという意味で、この曲は一つの極致にあるとも言えましょう。あの歴史的名盤「アウト・オブ・ザ・ブルー」の第3面「雨の日のコンチェルト」の第1曲。
中学1年生だった私の第一印象と、今の印象が基本的に変わらないのがすごいなあ。この曲を作曲してしまう「ポップ職人」ジェフ・リンって、本当にすごい。
当時のインタヴューで、たしかベヴ・ベヴァンが、アルバムの中でこの曲が一番好きと言っていたような。演奏は難しかったけどとか…。
私がヴァイオリンを始めたのもこの曲に出会ったからです。ストリングスの魅力に取り憑かれてしまった。ソロ楽器としてのヴァイオリンというより、集合体としてのストリングスという意味では、今の私の音楽活動もそんなに変わってませんね。
今日はオリジナル音源ではなく、いろいろなライヴを聴いて観てみましょう。まず、有名なウェンブリーでのライヴ。武道館などの日本ツアーも基本こんな感じでした。はっきり言うと、レコードの音源を流してそれに重ねて演奏しています。
続いて、ジェフ抜きのELOpart2の演奏。1995年。ベヴのドタバタドラムスは健在ですね(笑)。ありし日のケリー。歌もベースも上手だったなあ。
同じくpart2の演奏ですが、ルイス・クラーク指揮のフルオーケストラ帯同ヴァージョンです。1998年。「クラシック・ロック」と言ってますね。カッコイイ。
最後にこの曲を打ち込みとキーボードで演奏している動画。ところどころコードも表示され、いかに複雑な(ロックを超えた)楽曲であるかが分かりますね。
私の夢は、この曲を古楽器でバロック調に演奏することです。どなたかやりませんか?
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