加瀬英明 『ジョン・レノンは靖國の英霊に祈った』
一日遅れになりますが、レノン忌に平和を祈りたいと思います。
ああ、そう言えば今日はレイク忌にもなってしまいましたね。ELPのグレッグ・レイクさんがお亡くなりになりました。
今年3月、追悼キース・エマーソンという記事を書いたばかりでした。キースの自死もショックでしたが、グレッグのガン死も残念です。まだ69歳だったとのこと。
さて、ジョンの死以来36年、アメリカがどう変わったのか、変わっていないのか。これは難しい問題です。とりあえず銃社会は変わっいていない。それがアメリカの未来を象徴していると思います。銃という暴力の象徴を捨てられない社会は、やはり異常です。
逆に言えば、アメリカが銃を捨てた時、世界が大きく変わる可能性があるともいえます。はたして、いつになるのか。それとも、捨てきれないまま自らを傷つけて「自死」してしまうのか。そういえば、キース・エマーソンも銃による自殺でした。
今日は、ジョン・レノンの親戚にもあたり、日本の文化・歴史・宗教に造詣の深い加瀬英明さんが正論の11月号に執筆した文章を読んでいただきましょう。加瀬さんには私も個人的にお世話になっております。
ジョンが神道に興味を持っていたことは有名です。以前、加瀬さんの著書『ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか』を紹介しましたね。
私も明日、靖國神社に参拝するつもりです。私は靖國神社にお参りすると、いろいろな英霊の声を聴きます。「英霊」と一言で片付けることができないほどに多様な声です。苦悩も平安も恨みも郷愁も悔恨も恍惚も困惑も迷いも、そして未来への祈りもあります。私たち、今を生きる人間が「言葉」で片付けてはいけません。そういう意味では世の議論自体が失礼だと思っています。
ジョンはきっとそういうことを分かっていたのだと思います。
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