日米首脳真珠湾慰霊と裏の歴史
ニュース等で御存知のとおり、安倍首相とオバマ大統領が真珠湾を訪れ、慰霊と和解のスピーチを行いました。
真珠湾攻撃から75年。オバマさんの広島訪問とともに、かの戦争における日米の悲しい歴史的事実に対する両国のわだかまりに一区切りつける機会となったと思います。
ここのところ何度も書いているとおり、私は再来年平成30年が明治維新以来の150年戦争終結の年になると考えています。
また、1318年の後醍醐天皇即位以来700年に亘って南北に分裂してきた皇室の再統合の年になるとも信じています。
そうした流れの中で、この慰霊の意味は特別に大きかったと言っていいと思います。
12月8日というのは、第二次大本事件の起きた日でもあります。昭和10年のことです。国家による大宗教弾圧事件です。弾圧されたのは出口王仁三郎率いる大本。
大本で起きたことがぴったり6年後に日本に起きるという「雛型理論」については、昨年の12月8日の記事に少々詳しく書きましたので参照願います。
大本に対する大弾圧で、亀岡の天恩郷はダイナマイトで徹底的に破壊されました。それが結局、日本が空襲や原爆によって焼け野原になることを象徴していたわけですから、今年の日米首脳による慰霊が、まさに霊的な意味を持つものであることが分かると思います。
ちみなに第一次大本事件は大正10年に起きていますが、大正天皇の崩御によって恩赦という形で終結しています。王仁三郎と大正天皇の関係は実に微妙です。北朝の血を継ぐ王仁三郎と南朝の血を継ぐ大正天皇。
大正天皇のお后さまである貞明皇后は、大正6年、天皇の病気治癒のため綾部の出口王仁三郎を訪れています。実はその時に皇統に関する密談が行われていたことも最近分かりました。第一次大本事件の恩赦にも貞明皇后が関わっていたのでしょう。
ここはまさにタブーの部分ですが、皇室にとって、すなわち日本にとって出口王仁三郎という存在は、まさに裏側であり、また太陽に対する月のようでもありました。
ちなみに安倍総理の奥様昭恵さんは、昨年ここ富士北麓にて大正天皇と出口王仁三郎という南北両朝が歴史的な和解をしたシーンに立ち会いました(こちらとこちら参照)。
先日の天皇誕生日の忘年会では、王仁三郎の耀わんで日本酒を飲む昭恵さんと、そんなディープな話もしました。昭恵さんは、上記のような歴史についてもよく理解されています。当然、総理にも間接的であれなんらかの影響を与えていると思います。平成30年に向けて、日本は着実に歩を進めつつあるのですね。
そう考えるとオバマさんのお役目(和魂)も重要であったことがわかります。そして荒魂たるトランプさんの登場となるわけですね。アメリカ版スサノオがどのような役割を果たすのか。注目です。
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