『「ニセ医学」に騙されないために』 NATROM (メタモル出版)
危険な反医療論や治療法、健康法から身を守る!
最近も、某科学者の方から「ニセ科学」を振り回すなと叱られました。全然振り回してないんですけど。
そう、お気づきの方も多いと思いますが、私のやっていることの8割くらいは「ニセ…」と言われてもしかたないものですね。
「ニセ科学」はもちろん、「ニセ歴史学」「ニセ宗教」「ニセ哲学」「ニセ政治学」「ニセ経済学」などなど…。では、いちおう専門の「文学」ではとうかというと、あんまり「ニセ文学」とは言われませんね。そこに事の本質が見えてきます。
教育ではどうかなと考えると、「ニセ教師」とは言われませんが、「ハッタリ教師」とは日常的に言われます(笑)。
そんな「ニセ人生」を歩んでいるワタクシではありますが、ここのところさらに危険な領域、「ニセ医学」の方にも足を突っ込んでおります…と、客観的に書けるところが、ある意味ワタクシらしさでもありますな。
この前も「ニセ科学」と言われて腹が立つわけでもなく、妙に納得さえしてしまったわけですが、こちらの「医学」に関しても全く同じスタンスであります。
今、関わっている「ニセ医学」は、あまりにその効果が絶大であるため、ここにはその詳細を書くわけにはいきません。しかし、私の周辺にいる方々の多くが「実体験」しているので、どうも単なるマヤカシではなさそうなのです。
こういうモノがどこから来たかというと、どうも未来から来たようでして、面白いことに、ネイティブアメリカンの有名な長老のお墨付きさえいただいたというシロモノであります。
おそらくこれを表舞台に出してしまうと、そのモノによって利権を侵される巨大な力の反発を受けることになるでしょう。場合によっては命さえ危ないかもしれない(?)。
しかし、私は、自分の直観として、これはホンモノだと思っています(全く科学的な判断ではありません)ので、なんとか最終的には世に出したいと思っています。慎重に慎重に事を進めます。
さて、そんなわけで、世で「ニセ医学」と言われるものがどんなものなのか、そのあたりを勉強しています。この本なんかその入門には最適でしょう。
ここでしつこく確認しておきますが、私は「ニセ科学」やその一部である「ニセ医学」、「ニセ歴史学」、さらには「ニセ宗教」なんかも基本大嫌いです。それを振り回して金稼ぎするような人は軽蔑しています。
しかし、世の中には、そういう意味ではなく、現代においては「ニセ」と評価されてしまうモノに純粋に興味を持ち、研究に取り組んでいる人もいるのです。私の知り合いにも、尊敬すべきそういう人たちが比較的多数いらっしゃいます。
これも言い古された表現で、ある意味注意すべき言葉ですが、「全ての発見、発明は、それがなされる以前には全てウソ、妄想であった」というのも真理だと思います。
考えてみれば、今の科学の常識も、以前は非常識であったものばかりですね。私たちは人類は、そうした批判や嘲笑を乗り越えて進歩してきたわけです。
なんでも「ニセ」という言葉で片付けてしまうことは、そうした本来の人類の姿勢から外れていると思います。事実、私は数々の妄想を実現してきました。妄想実現党なるニセ政党まで作っている始末ですから(笑)。
というわけで、この本の内容も、全くその通りだと思う反面、いや科学的に証明できないからと言って全てがニセとは限らないだろう、とも思うのであります。本当にそれが半々という感じで自分の中にあります。
それはそれで、自分としては非常に健全な姿勢だと思っています。若い頃はどちらかに偏る傾向があったのですが、ここのところ、さまざまな二項対立の構図は薄れ、うまいこと融合できるようになってきました。年の功ですかね。
理屈、客観、論理をつきつめるのも人間として崇高な姿勢ですが、それらの補集合たる世界の存在を認めるのもまた、謙虚という崇高なあり方だと思います。
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